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インドネシアで人気のお菓子“TRICKS”がM&Aで日本に上陸(記者発表会見レポート)

インドネシアで人気のお菓子“TRICKS”がM&Aで日本に上陸(記者発表会見レポート)

左からミクシオホールディングス 斉之平 一隆CMO、大塩 義晴代表取締役CEO、TAYS BAKERS Alexander Anwar CEO、Andrew Sanusi ディレクター

焼き菓子や珍味類の製造販売を行う銀の汐や高級米菓の製造販売を行う三州製菓などをグループに持つミクシオホールディングス株式会社(本社:広島県呉市)が、インドネシアの上場会社で多くのヒット製品を持つ菓子メーカー「TAYS BAKERS」との資本業務提携を締結し、「TAYS BAKERS」の主力商品である“TRICKS”の日本独占輸入販売権を取得しました。2023年10月24日(火)に、両社が日本M&Aセンター東京本社にて記者発表会見を開催し、今後の展望を語りました。


日本人が好む味
商品に惹かれ資本業務提携を決断

「甘じょっぱい味を好む日本人は多いと思うのですが、TRICKSはまさにその味で、馴染みやすいと思います」と、ミクシオホールディングスの大塩 義晴代表取締役CEOは提携の理由について話しました。昨今、健康志向のお菓子の需要が高いことから、ノンフライでカロリーも低いTRICKSの日本販売は、タイミングもベストだと提携の理由を明かしました。

また、TAYS BAKERSのAlexander Anwar(アレクサンダー・アンワール)CEOは、「TRICKSを日本で販売できることを嬉しく思うし、エキサイティング。日本の文化をこれからより知っていきたいし、これからのコラボレーションを非常に楽しみにしています」と期待を話しました。

味は3種類
SNS映えも抜群

TRICKSは、小麦粉とジャガイモを使ったノンフライチップスで、高級菓子としてインドネシア全土で販売されています。インドネシア国内での知名度も高いほか、日本とインドネシアを結ぶガルーダ航空国際線機内での提供実績もあり、今回オリジナル味とキムチ味、アジアンBBQ味の3種類を、輸入菓子を取り扱う全国の小売店で展開する予定だということです。ミクシオホールディングスの斉之平 一隆CMOは、「ノンフライなので罪悪感なく味わえて、ポテトのほくほく感もあります。パッケージもSNS映えする商品だと思っています」と話しました。また、ハラール認証も取得していることから、日本で暮らすインドネシアの方々も安心して食べられるということです。

(※ハラール認証:対象となる商品・サービスがイスラム法に則って生産・提案されたものあることを証明するもの(出典:農林水産省))

TAS BAKERSでTRICKSはじめ商品の責任者であるAndrew Sanusi(アンドリュー・サヌシ)ディレクターは、「TRICKSは2017年から製造しています。じゃがいもはインドネシアのジャワ島の農家から仕入れ、ナチュラルでオーガニックなものを使っています。揚げではなく焼きで作っているヘルシーなお菓子なので、TRICKSは日本のマーケットに合っていると思います。ぜひ食べてみてください」とメッセージを送りました。

ちなみに、大塩社長と斉之平CMOはオリジナル味、Alexander Anwar CEOとAndrew Sanusiディレクターはキムチ味が好きな味だそうです。

広島から世界へ
インドネシアとの架け橋に

 大塩社長は、「人口が増えているインドネシアは市場の成長が見込めると思います。今後、グループ会社が製造する商品をインドネシアで販売できるよう、TAYS BAKERSと連携しながら取り組んでいきたい」と今後への期待と語りました。

Alexander Anwar CEOは、日本に住んでいるインドネシアの方にアプローチすることはもちろん、日本の市場に入るわけですので、日本らしさを取り入れた商品作りもやっていきたいと意欲を見せました。

記者会見後、両社は在本邦インドネシア共和国大使館のHeri Akhmadi特命全権大使と貿易部のMerry Astrid Indriasariアタッセーに表敬訪問を行い、新たなチャレンジがスタートしました。TRICKSは、来年1月から日本国内での販売を予定しています。