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札幌プロフロンティアマーケット上場支援開始 札証「S-Adviser」登録記念式典

札幌プロフロンティアマーケット上場支援開始 札証「S-Adviser」登録記念式典

札幌証券取引所(札証)が6月30日に開設するプロ向け市場「Sapporo PRO Frontier Market」のスタートに先立ち、赤れんが庁舎にてS-Adviser登録記念式典が開催されました。日本M&Aセンターも上場支援を担う「S-Adviser」として登録を受け、当日は上席執行役員 資本市場統括部 統括部長の雨森 良治さんが式典に出席しました。式典の様子や、Sapporo PRO Frontier Market市場開設の意義、当社のS-Adviserとしての今後の取り組みを紹介します。

新市場「Sapporo PRO Frontier Market」が始動

新たなプロ向け市場「Sapporo PRO Frontier Market」は、札証における本則市場や新興市場(アンビシャス市場)の上場対象よりも手前の段階にあるアーリー企業やスタートアップを対象とし、柔軟な制度設計を持つのが特徴です。同地域の中堅・中小企業の成長を後押しするため、成長段階に応じた柔軟な上場環境を提供することを目的としています。
本市場は、東京証券取引所の「TOKYO PRO Market」や福岡証券取引所の「Fukuoka PRO Market」と同様にプロ投資家を対象とした制度設計となっており、参加できる(株を買うことができる)投資家は、機関投資家や一定の要件を満たした投資経験のある個人などに限定されています。こうした前提があることで、グロース市場などの一般市場に比べて緩やかな制度運用が可能となっています。

特に特徴的なのは、上場時に求められる株主数や利益水準、時価総額といった数値基準が設けられていない点です。そのため、成長途上にある企業やスタートアップ企業であっても、将来性や事業の方向性に基づいて上場を目指すことができます。

札幌証券取引所 長野理事長(中央左)と、登録されたS-Adviser7社の代表者ら(日本M&Aセンターは中央右)

さらにSapporo PRO Frontier Marketでは、北海道の産業特性を踏まえた制度設計も取り入れられています。再生可能エネルギー、生成AIや半導体関連、農林水産業、観光・宿泊業など、地域の強みを活かした分野に対しては上場時の手数料の優遇措置が設けられており、成長産業の育成を後押しする仕組みとなっています。また上場時に資金調達を実施する企業についても優遇対象とされており、外部資金の活用を促進する点も特徴的です。

そして、本則市場や新興市場と異なる本市場のもう一つの大きな特徴が、上場支援を担うS-Adviserの存在です。東証TOKYO PRO Marketや福証Fukuoka PRO Marketと同様に、Sapporo PRO Frontier Marketでは証券取引所が委託したアドバイザー(S-Adviser)が、上場指導・審査を担う制度が採用されています。S-Adviserには、日本M&Aセンターを含む7社が選定されました。 

S-Adviser制度と「選定7社」への期待

式典では札証 長野実理事長が登壇し、本市場の位置づけについて次のように説明しました。
「現段階では本則市場や新興市場に届かない企業も対象とし、プロ投資家の知見を活用しながら中堅・中小企業の成長を支援していく市場です」
さらに、上場による効果として「知名度・信用力の向上」に加え、「ビジネスモデルの確立」を重要なポイントに挙げ、S-Adviserと企業が一体となって成長し、企業価値を高めていく必要性を強調。
「札証が上場審査を外部に委託するのは初めての取り組みであり、この市場の発展はS-Adviserの手腕にかかっている」 と述べ、S-Adviserへの強い期待を示しました。

 「プロ市場の意義」と「北海道地域への想い」

今回の市場創設は単なる制度創設にとどまらず、地域における企業育成の枠組みそのものを進化させる試みであり、S-Adviser各社にはその中核を担う存在としての役割が求められています。当社から出席した上席執行役員 雨森 良治さんは、S-Adviserとして選定されたことへの謝意を示すとともに、中堅・中小企業を取り巻くM&Aや上場意識の変化について言及しました。
後継者不在を背景とした事業承継型M&Aだけでなく、この10年で企業の成長を目的とした成長戦略型M&Aが増えていることにふれ、「企業をどう引き継ぐか」から「どう成長させるか」へと軸足が移っていると語ります。雨森さんはこうした流れを踏まえ、「企業の成長をさらに後押しする手段として見出したのが、プロマーケットという市場です」と述べました。

日本M&Aセンターは2019年より東証TOKYO PRO Market、2024年より福証Fukuoka PRO Marketの上場支援に参入しています。その中で培った知見を活かし、今回のSapporo PRO Frontier Market市場においても、上場支援を通じた企業の成長と地域経済の発展に貢献していきたいとしました。

さらに、日本M&Aセンターの北海道とのつながりについても触れ、「当社は35年前にM&A専業会社としてスタートし、2010年には札幌に北海道営業所を開設しました。北海道は潜在力の高い企業が多い一方で、資本政策の選択肢が限られていた地域でもあります。このような背景の中で、Sapporo PRO Frontier Marketの開設は企業にとって新たな成長機会となる取り組みであり、地域にとっても大きな意義を持つものといえます。」と語りました。

S-Adviser7社で「市場を育てる」 

スピーチの最後に、「我々1社だけでは市場を活性化させることは難しい。S-Adviser7社が連携し、Sapporo PRO Frontier Marketへの上場支援を通じて北海道経済に貢献していきたい。」と語り、今回選定されたS-Adviser各社が協働して市場を盛り上げていく重要性を強調しました。

北海道企業にとっての新たな選択肢へ

Sapporo PRO Frontier Marketの開設は、北海道企業にとって新たな成長の選択肢をもたらす大きな転機となります。
これまで上場には時間やコストの制約からハードルを感じていた企業にとっても、段階的に上場を目指すことが可能となり、信用力の向上や成長資金の確保、組織体制の高度化といった効果が期待されます。

(写真左)日本M&Aセンター 資本市場統括部 臼井 智さん、(写真右)同部 統括部長 雨森 良治さん

Sapporo PRO Frontier Marketは、北海道における企業成長の新たな基盤となる可能性を持った市場です。日本M&Aセンターは、これまでM&Aと上場支援の両面で培ってきた成長ノウハウを活かし、S-Adviserとして企業と伴走しながら、その成長を後押しします。
そして今後も地域企業の挑戦を支え、北海道経済の発展に貢献していきます。


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【日本M&Aセンター 上場支援情報サイト】
https://www.nihon-ma.co.jp/tokyopromarket/