
日本M&Aセンターは、全国の会計事務所で働く女性を対象にしたコミュニティ「なでしこM&A」を発足し、2026年6月18日に第1回「なでしこM&Aセミナー」を開催しました。
初開催にもかかわらず、全国各地から50名を超える申し込みがあり、当日は多様な地域・働き方の女性会計人が参加しました。
「なでしこM&A」は、M&Aを学びキャリアの可能性を広げる、会計業界で働く女性のためのコミュニティです。本コミュニティは、「学ぶ:M&Aの基礎から実務まで体系的に学ぶ」「つながる:同じ志や課題意識を持つ仲間と出会う」「広げる:新たな知識や経験を通じてキャリアの可能性を広げる」という3つの価値を軸に活動します。
会計事務所は、経営者の本音や経営課題、ご家族の事情、後継者問題など、企業の未来に関わる重要な情報に最も早く触れる立場にあります。そのため、事業承継やM&Aの相談役として大きな役割を果たすことができる存在です。一方で現場では、「日々の業務に追われている」「M&Aに関してどう関わればよいかわからない」といった理由から、M&Aを顧問先支援の選択肢として提案するまでには至らないケースも少なくありません。しかし、それは個人の能力や経験の問題ではなく、学びや相談の機会が限られていることによる業界全体の課題とも言えます。
だからこそなでしこM&Aは、女性会計人が安心して学び、仲間とつながり、一歩踏み出せる環境をつくりたいという想いから誕生しました。さまざまなライフステージの中でも、自分らしく専門性を高め、M&Aや事業承継支援といった付加価値業務で活躍できる機会を広げていく。それが、なでしこM&Aの目指す姿です。
第1回のセミナーは、リアルとオンラインを併用し、全国から50名以上の方にご参加いただきました。参加者は、会計事務所に勤務する女性スタッフを中心に、入社1年目の若手から経験豊富なベテラン、さらには育児と仕事を両立しながら活躍する方まで、幅広いキャリアステージの方々が集まり、それぞれの立場でM&Aへの関心や課題意識を持ちながら、積極的に学びと交流を深めました。
セミナー冒頭では、なでしこM&A発起人のアテナ税理士法人 代表社員 池田 祐香氏より、コミュニティ設立の背景や目指す姿について説明。会計業界で働く女性がM&Aを学び、仲間とつながりながら活躍の幅を広げていく場としての意義が共有されました。
続いて、日本M&Aセンター 執行役員 提携事業部 会計事務所提携部長 上夷 聡史さんによるM&A勉強会を実施。事業承継対策としてのM&Aだけでなく、企業の成長戦略として活用される近年のM&A動向や、会計事務所だからこそ果たせる役割について学び、参加者の理解を深めました。
また、同じくなでしこM&A発起人であるみらいと税理士法人 代表税理士 惣福脇 さな子氏により、自身のキャリア形成や挑戦の経験が共有されました。会計業界で働く女性ならではの悩みや葛藤、それらを乗り越えてきた実体験が語られ、参加者にとって今後のキャリアや可能性を考えるきっかけとなりました。


後半のワークショップでは、「傾聴力と提案力の重要性」をテーマとしたセッションとワークショップを実施しました。
参加者はグループごとに、「現在事務所の業務で抱えている悩み」「実現したい未来」「M&Aを通じてできること」について対話を重ね、活発な意見交換を行いました。
ワークショップ後には、各グループ代表者による発表が行われ、ひまわり税理士法人 北村 江利氏(大阪府)が記念すべき初代M&Aシンデレラに選出されました。


セミナー後のアンケートでは、「他事務所の取り組みを知ることができ、大変参考になった」「わかりやすい説明で、M&Aがより身近に感じられた」「女性でもM&A分野で活躍できる可能性を感じた」といった声が寄せられました。
M&Aという専門領域に対し、「難しそう」「ハードルが高い」といったイメージを持たれがちな専門分野ですが、本セミナーを通じて、その第一歩を踏み出すきっかけとなったことがうかがえます。
第2回「なでしこM&Aセミナー」は、2026年9月2日、大阪で開催予定です。今回同様、リアルとオンラインのハイブリッド形式で実施します。
第2回では、「M&A提案実践型 ワークショップ」を予定しており、顧問先の課題や将来像を踏まえたM&A提案をテーマに、実践形式で学びます。傾聴力・課題発見力・提案力を磨きながら、参加者同士で学び合う、なでしこM&Aならではの参加型コンテンツです。第1回よりさらに一歩踏み込み、知識だけでなく実践力や自信につながる学びの場を目指します。また、セミナー終了後には懇親会も開催予定。参加者同士の交流やネットワーク形成の機会もご用意しています。
ご興味のある方は、下記申込フォームより参加申込みをお願いします!



