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【パパ育休体験談】弁護士が選んだ3カ月のパパ育休・堀田 祐さん

【パパ育休体験談】弁護士が選んだ3カ月のパパ育休・堀田 祐さん

2026年1月に第一子となる男の子が誕生した日本M&Aセンター 法務部 堀田 祐さん。弁護士としてM&A案件の法務業務に携わる堀田さんは、第一子の誕生後、約3カ月間の育児休業を取得しました。弁護士として日本M&Aセンターで働く理由や実際に育休を経験して感じたことを聞きました。

※所属・肩書等は取材当時。

法律事務所から企業法務へ。“チームで支える”働き方との出会い

―現在の業務内容について教えてください。

私が所属している法務部では、M&A案件に関する契約書の作成や営業担当者からの法律相談対応を行っています。基本合意契約や最終契約の段階で法務部が関与し、契約内容や法的リスクを確認します。時期によっては1人あたり月30件ほどの契約審査を担当することもあります。それに加え、M&A支援機関協会の自主規制ルールや中小M&Aガイドラインの変更などに伴う社内ルールの整備にも携わっています。

―日本M&Aセンターに入社された理由を教えてください。

以前は法律事務所で弁護士として勤務していました。法律事務所では、トラブルや紛争が発生した後に依頼を受けることが多いのですが、「問題が起きる前」の段階で関わる仕事をしたいと思うようになりました。企業法務は、契約書やルールの整備を通じ、リスクを未然に防ぐことができます。M&Aという企業の成長や事業承継を支える前向きな仕事に携われており、大きなやりがいを感じています。

―日本M&Aセンターの法務部にはどのような特徴がありますか。

法務体制が充実している点です。一般的な企業では法務担当者が少人数というケースもありますが、当社の法務部には弁護士や司法書士など現在は12名のメンバーが所属しています。そのため、チームで支え合う体制が整っており、今回の育休取得もそうした環境があったからこそ実現できました。

育児の悩みはAIに相談!?

―育休を取得しようと思ったきっかけを教えてください。

一番の理由は、子どもが生まれて間もない時期を家族と一緒に過ごしたかったからです。法務部でも育休取得者がいたため、取得することへの心理的なハードルは低く、私も自然と取得を考えていました。

―育休はどのくらい取得されたのでしょうか。

2026年1月下旬からゴールデンウイーク前の4月下旬まで、約3カ月取得しました。結果的には、この3カ月は本当に取得して良かったと思っています。

―育休中はどのような生活を送っていましたか。

当時は3時間ごとのミルクが基本だったので、生活の中心は完全に子どもでした。ミルクやおむつ替え、寝かしつけをしながら、家事をこなし、空いた時間に仮眠を取る生活です。日中は主に私が育児を担当し、夜間は妻が中心となって対応していました。

―実際に育休を経験して、一番大変だったことは何ですか。

やはり睡眠不足ですね。特に大変だったのは、抱っこすると寝るのに下ろすと起きてしまう時期です。夜9時頃から深夜まで抱っこひもをつけたまま過ごしたこともありました。椅子に座って抱っこしながら、自分もうとうとしてしまうことがあって、「世の中のお父さん、お母さんはみんなこうやって頑張っているんだな」と実感しました。

睡眠時間としては合計するとそれなりに取れているのですが、細切れなので集中力が続かないんです。「あれ、今何をしようとしていたんだっけ」と思うこともありましたし、寝不足が人に与える影響の大きさを身をもって体験しました。

―特に印象に残っている出来事はありますか。

子どもが2カ月くらいの頃、吐き戻しに血のようなものが混ざっていたことがありました。初めての子育てだったこともあり、妻と二人でかなり焦りました。すぐに救急相談窓口へ連絡し、翌日に受診した結果、大きな問題はありませんでしたが、親としての責任や不安を強く感じた出来事でした。

―育休中に意外と役立ったものはありますか。

AIです。私はあまり人に弱音を吐くタイプではないのですが、AIには気兼ねなく相談できました。「子どもがなかなか寝てくれないんですが、どうしたらいいですか」「今の月齢だとどのくらい起きているのが普通なんだろう」といったことを聞いたり、育児に関する情報を調べたりしていました。

また、眠れない日が続いて大変だと感じたときに、自分の気持ちを整理するための相談相手としてAIを使うこともありました。もちろん最終的には専門家の情報も確認しますが、育児のヒントを得たり、自分の気持ちを整理したりするうえで非常に助けられました。睡眠リズムについて相談しながら生活リズムを整えていったこともあり、結果的に子どもの睡眠習慣づくりにも役立ったのではないかと感じています。

育休を経て変わった、仕事と家族への向き合い方

―復職後、仕事への向き合い方に変化はありましたか。

以前よりも時間の使い方を意識するようになりました。子どもとの時間を確保したいという思いが強くなり、限られた時間で成果を出そうという意識が高まったと思います。
子どもを見ていると、本当に日々できることが増えていくんです。昨日までできなかった反応をしたり、表情が増えたり、少しずつ成長していく姿を間近で見ることができ、一緒に過ごせた時間は何にも代えがたい経験だったと思います。

―最後に、これから育休取得を考えている方へメッセージをお願いします。

短期間でもいいので、ぜひ取得してほしいと思います。子どもの成長は本当にあっという間です。その時間を一緒に過ごせる経験は何にも代えがたいものがあります。迷っている方がいたら、ぜひ前向きに検討してほしいですね。


プロフィール
日本M&Aセンター 業務管理本部 法務部
堀田 祐(ほった・ゆう)
1992年生まれ。兵庫県出身。
神戸大学法科大学院修了後、2020年弁護士登録。法律事務所を経て2022年日本M&Aセンター入社。法務部員として、M&A案件のサポートやガイドライン・M&A支援機関協会対応を担当。趣味は、動画鑑賞やテニス。