3年ぶり！国際会議 in SYDNEY開催

全国から178の会計事務所が参加 3年ぶり！国際会議 in SYDNEY開催

2023年3月21日、オーストラリアのシドニーにて日本M&A協会理事会員の会計事務所が集まり、国際会議が開催されました。国際会議は年1回、理事会員の会計事務所へ日本M&A協会のビジョンを共有する会議です。M&A支援や事業承継問題に取り組んできた会計人が集結し、M&Aノウハウ共有やセミナーを通じてスキルの研鑽をしております。

1994年の第1回会議以来、20年以上にわたり毎年開催されてきましたが、一時はコロナ禍により中断。3年ぶりの開催となった今回は、全国から178事務所が集まり、M&Aに取り組む意義や未来を考える1日となりました。

会計事務所を取り巻く現状を発信

日本M＆Aセンター 東日本会計事務所部 上夷 聡史 部長は「会計事務所業界の未来～理事会員ネットワークのこれから～」と題して講演。企業がM&Aの相談先として2016年は「顧問の会計事務所」が1位だったものの、2022年には金融機関や専門仲介機関が台頭し、会計事務所が優位ではなくなっている状況を説明しました。
一方で、日本M&Aセンター内の紹介ルート別のM&A成約率においては会計事務所が非常に高いことにも触れ、会計事務所と日本M&Aセンターが協業し、会計事務所でM&Aや経営の相談ができることを世の中に浸透させていく必要性を訴えました。また、2024年開催の国際会議inスペインより、開催方法が変更となり、M&Aに力を入れる事務所がさらに視座を高められる機会を提供することが発表されました。

1年間で7件受託、3件成約！

優秀事務所のM&A支援の取り組み紹介では、税理士法人KMCパートナーズ（東京都）代表社員 所長 木村 智行様が登壇。2019年の日本M&A協会入会以来、M&Aに積極的に取り組んだ経緯や成果を上げるための具体的な仕組みづくりについてお話いただきました。

会計事務所同士のM&Aについて語る

自社のさらなる成長のため実際にM&Aで事務所を譲り受けた4社が登壇し、「会計事務所同士のM&A」をテーマにパネルディスカッションを行いました。交渉の過程で競合した場合に相手に選ばれるための工夫や、M&Aのスキーム、顧問先からの反応などを語り合っていただきました。

選ばれる会計事務所になるためには？

全25チームに分かれて経営戦略を考えるワークショップも実施しました。「選ばれる会計事務所になるための経営戦略」をテーマに意見を出し合い優勝チームには豪華賞品をプレゼントしました。

※登壇者の役職は国際会議開催時点