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母校でキャリア形成について講演@滋賀大学

母校でキャリア形成について講演@滋賀大学

日本M&Aセンター金融提携事業部の三浦 祐督(みうら・ゆうすけ)さんが、母校である滋賀大学にてキャリアデザイン論の講師として登壇しました。キャリアを形成していく中で自身が大事にしていた価値観やビジネスパーソンとして働くことなどについてお話しました。また、登壇前には竹村彰通学長を表敬訪問し、これまでの経歴や現在の活動について意見交換を行いました。

滋賀大学では、今後どのように生きていくか、どのような暮らしをするか、を考えることができる素地素養を身につけ、自らの将来像を描くライフデザイン、特に仕事について考えるキャリアデザインを完成させることを目標とし、受講生がこれからの人生、これからの進路をどのように描くのか、どの方向に向かうのか、を具体的に表現できるようになることを目指すキャリアデザイン論が開講されています。この講義は、多方面で活躍する大学OBOGを講師として招き、その方々の歩んできたキャリアを聞くことで、受講生がそれらをロールモデルとして自身のキャリアを考えるきっかけになることを目的とされています。

今回、滋賀大学経済学部出身で、日本M&Aセンター 金融提携事業部の三浦 祐督さんが外部講師として登壇しました。

講義は、主に3つのテーマで行いました。

現在の仕事について

日本M&Aセンターの紹介動画を用いながら、日本の9割を占める360万社の中小企業で、後継者不在となっている企業が約127万社あり大きな社会問題になっていることやそうした企業を支援する日本M&Aセンターの仕事の社会的意義の大きさなどについて説明しました。
その中で、三浦さんがM&Aコンサルタントとしてどのような業務に携わり、日々どのような形で企業の存続と発展に悩みを抱える経営者を支援しているのか、現場のリアルな話をしました。

三浦さんのキャリア(幼少期から大学卒業~大手総合商社入社~転職まで)

講師として呼ばれたOBOGの中では特に学生との年齢が近かったため、これまでのキャリアのみでなく、大学時代にどのように過ごしてきたか、なぜ新卒で大手総合商社を選び、その後転職を選んだのかを話しました。

幼少期から中学生までは勉強嫌いで、何事にも努力せず、だらだらと過ごしていました。高校生以降は勉学の面白さに気が付き、様々なことに好奇心を持つようになり、大学では一生の財産になる専門性を付けることを目標に、学内最難関のゼミに挑みました。

また、大学入学時から海外での活躍を目指し、コツコツと語学の勉強をしていました。結果としてTOEICでは945点を取得することができ、大学3年生の後、1年休学し、フィリピンでの語学留学とインドの現地企業でのインターンシップを経験しました。

学生に向けてメッセージ

大学時代は自由に使える時間が多く、これまで受験勉強を真面目に頑張ってきた人も休憩期間として目標もなく消費してしまいがちです。自分自身の経験として、学生時代のゼミ活動や語学学習、海外経験に打ち込んだ結果が今の自分を作っていることを実感していますと話しました。自由に行動できる大学生の期間こそ、自分が熱中できるものに全力で打ち込んで欲しいというメッセージを伝えました。

受講した学生の感想

・ニッポンには後継ぎが足りないというキャッチフレーズがとても頭に残りました。M&Aにはあまりいいイメージがありませんでしたが、今日はとても新しい、改められた知識と知恵を教えていただきました。

・今日三浦さんの講義を聞いて大学生である今をどう過ごすかで人生が変わるということに気づかされました。

・「大学生の期間は、誰に支配されることもなく、自由にキャリアを考えながら勉強したり、何かに熱中したりできる時間だ」という言葉が印象的でした。私は目標がぼんやりとして、本腰が入らずに時間が過ぎてしまっているので、これから頑張ろうと思います。

左から日本M&Aセンター 三浦祐督さん、滋賀大学 竹村彰通 学長

登壇した三浦さんの感想

社会人としてのキャリアもまだまだ浅い私ですが、縁あって、講師としてお招き頂きました。私自身、新卒を大手総合商社でキャリアをスタートできたことも、現在の日本M&Aセンターに転職できたことも、大学時代に打ち込んだことがあったからだと心から感じています。その経験があったため、折角のこの講義、現役の後輩たちに大学の時間の尊さを感じてもらい、動き出すきっかけになってもらいたいと考えて話をしました。講義後186名の方のレポートを読ませて頂き、少なからず前向きな気持ちになってくれる学生がほとんどで嬉しかったです。この講義を通して、改めて自分の気も引き締まりました。これからも業務により一層励みたいと思います。