
2025年9月にM&A仲介会社からバトンズに転職。現在は売り手を支援するコンサルタントとして日々邁進しています。一度はオリンピックを目指した松本がどのような経緯でM&A業界に飛び込み、コンサルタントとして成長しているのか語ってもらいました。
※こちらのインタビューは2025年11月14日時点のものです。現在の配属・業務内容とは異なる可能性があります。
新卒で生命保険会社に入社しM&A仲介会社を経て、今年9月にバトンズに入社しました。学生時代は小学生から高校3年生まで12年間、トランポリンに打ち込んでいてオリンピック強化選手にも選ばれました。体育系の大学に進学し、将来はトランポリン選手として活躍することを想像していました。ところが、高校3年生のとき歩けなくなるほどの大怪我をし、手術もしましたが元のように跳べなくなってしまいました。「トランポリンで生きる」という目標がなくなり、志望していた体育系の大学も諦めざるを得なくなり、渋々進学をしました。トランポリンを失った悲しさを4年間引きずり、単位を取って卒業するためだけに大学に通い、あとはバイトをするだけという毎日でした。
そんな日々を過ごしている中でふと「もう一度、努力できる環境に身を置きたい」と思い、新卒では絶対に大手に行くと決め就職活動をしました。金融業界など様々な業種を受ける中で、私でも努力すれば成果につながるのは生命保険会社だと思い、大手生命保険会社に入社しました 。

-前職はどのような環境でしたか
生命保険会社では、上司に鍛えられて短い間に多くの知識を吸収できました。ただ新卒2年目にコロナに感染し、その後遺症でびまん性脱毛症となり、しばらくウィッグを付けて過ごさなければいけなくなりました。気持ちの問題もあるとは思いますが、今まで順調に成果を出していたのに上手くいかず楽しかった仕事も苦痛になってきてしまいました。この時に年齢・見た目に関係なく、成果で評価されるようになりたい、そのためには自分自身に「希少価値」を付けたいと思うようになりました。その時にM&A業界を知り、M&A仲介会社に転職しました。
M&A仲介会社では、社会人4年目の夏から約1年間、160名ほどいる営業の中で唯一の女性として働きました。上司には厳しくも熱く指導していただき、「M&A仲介としての立ち居振る舞い」「資料の重要性」「プライドを持ってM&A案件に向き合う姿勢」など、本当に多くのことを教えていただき、今でも心から感謝しています。

M&A仲介会社で働く中で、自分ひとりで成約までをサポートできるようになっているかというと、正直まだ知識も経験も足りていないと思い焦りを感じていました。そんな中でバトンズでは未経験でもサポート体制が充実しており、入社半年で成約までをされた方がいると聞いて、バトンズに興味を持ちました。
-実際にバトンズに入社されていかがですか?
入社して感じたのは、仕事内容にギャップはまったくなかったのですが、「人」と「組織」の温かさに驚かされたということです。社員一人ひとりが自分の業務だけでなく、ノウハウや経験を積極的に共有し、会社全体の成長につなげようとする姿勢が根づいていると感じました。
その温かさや専門性の高さはお客様にも伝わっており、「〇〇さんにお願いしたい」と指名でご相談をいただくメンバーもいます。
このような文化は、「より良いM&Aを実現したい」「バトンズという会社をもっと良くしたい」という共通の想いが全員にあるからこそ生まれているのだと思います。
私自身も、社内外から信頼され、知識を循環させながら周囲の成長を後押しできるコンサルタントを目指して、日々の業務に取り組んでいます。
-ソリューションM&Aチームは松本さんから見てどうですか?
主に1億円以上の中堅企業様の売り手支援を担当しています。
単なるプラットフォーム上でのマッチングにとどまらず、バトンズ側から積極的に売り手企業様を買い手企業様へご提案したり、社内のさまざまな部署と連携しながら業務を進めています。そのため、売り手様の業種・財務状況・業界動向を深く理解し、社内での情報発信を通じて、売り手様・買い手様の双方がどのような成長を描けるのかまで見据えて、ご支援することが大切だと感じています。
現在はチームリーダーと二人三脚で進めており、売り手様との面談にもすべて同席していただくなど、非常に手厚いサポートを受けています。また、「これをやって」と一方的に指示されることはなく、定期的な面談や発信しやすい環境づくりを通して、自分の裁量を持って働けている点に大きなやりがいを感じています。
前職でのM&A仲介の経験を活かしながら、今後は自らも気づきや改善提案を積極的に発信できる存在になりたいと考えています。
-仕事をする上で大事にされていることは?
仕事だけではなく日常生活で心がけていることが3つあります。
1つ目は、当事者意識を持つこと。特に私がサポートしている売り手様の中には、ご自身が創業した思い入れがある会社を譲渡されるという、一生に一度の大きな決断をされます。売り手様の想いに寄り添いご支援をしていきたいと思っています。
2つ目は、感謝を言葉にすることです。私はもともと言葉足らずで感情を伝えるのが苦手というのもあり、「○○してくれてありがとう」といったように、社内外問わず何に対して感謝しているのかを具体的に伝えるよう意識しています。
3つ目は、「脳を休める時間をつくること」です。M&Aという責任の重い仕事を任せていただいているからこそ、仕事とプライベートの切り替えが難しくなりがちです。業務時間内に常に100%のパフォーマンスを発揮するために「脳を休ませる習慣」として大切にしています。
具体的には、①今日の振り返り(良かった点・改善点)、②明日の計画(3〜5項目。仕事だけでなく「衣替えする」といったプライベートなことも)、③障害と対策(例えば「衣替えが面倒」なら、対策として「ハンガーの服を全部床に置いてやらざるを得ない状況を作る」など)、④試したいことを1つ(「あの人に声をかける」、「いつもと違う色の服を着る」など)を、寝る前の5分で書き出すようにしています。
バトンズに入社して日が浅いため教えていただくことばかりですが、温かいメンバーに囲まれてたくさんのサポートを受けながら楽しく仕事ができています。売り手様・買い手様双方が将来に向けて発展できるようにご成約をサポートし、本質的なM&Aを支援できるコンサルタントとなるよう頑張っていきたいと思います。
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BATONZ noteより転載
温かい組織だからこそ「もう一度、成長できる環境に」。元アスリートからM&A業界に転職し、コンサルタントとしてキャリアを重ねる。



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