
10月3日、会社の強みや魅力を伝えるプレゼンテーションスキルを競う日本M&Aセンター社内イベント「最高の会社案内AWARD」が開催されました。熾烈な予選を勝ち抜いた12名が、観衆の見守るなか個性あふれるプレゼンテーションを展開。都内ホテルで行われた決勝戦の様子をレポートします。
本イベントは、「日本M&Aセンターが他社とどのように違うかを伝え、会社としてどのようにお客様のニーズに応えるか、また、個人としてお客様のM&Aに対する想いにどのように応えるか」をテーマに、オリジナルなセールスブックを用いて差別化を表現しようと企画されました。多くの社員がエントリーし、各チャネルや部署で予選を実施、勝ち抜いた12名が「最高の会社案内AWARD」出場の切符を手にしました。
アワード当日、特設会場には全拠点から社員が集まったほか、オンライン含め約1,000名の社員が審査員として見守る中、12名の出場者たちは堂々とプレゼンテーションを披露しました。

評価基準は次の4項目です。
①リアルなシチュエーション設定がなされているか
②所属チャネルや部署のミッションに沿った会社案内ができているか
③自身が日本M&Aセンターで働く理由に繋がっているか
④自身が果たしたい使命について語られているか
取締役が1人1票、そのほかの社員が1人3票の投票権を持ち、1位から3位までを決定しました。
ここからは、プレゼンターの発表のようすをお伝えします!


【スタッフ職代表】人材戦略部 土田 怜奈さん
人材戦略部の土田さんは、「転職を検討中の20代から30代の方に向けたM&Aコンサルタントの会社説明会」という設定でプレゼンを行いました。データをもとに、ターゲット層が求める「成長」と「やりがい」の2つの観点から、自身の経験も交え日本M&Aセンターの魅力をアピールしました。

【北海道営業所代表】北海道営業所 岡田 陽平さん
「人口減少が進む函館市の企業オーナーと、会計事務所の先生同席のもとで初回面談」という設定で発表。「M&Aには夢があり、北海道の企業に夢を届けたい。北海道企業を救うためにM&Aを届けたい」と自身の仕事に対する熱い想いを訴えました。

【大手金融チャネル代表】金融法人部 和田 拓真さん
「提携するメガバンク向けM&A勉強会における会社案内」という設定のもと、直接的に社会の役に立つ仕事がしたいとM&Aコンサルタントになった理由を話し、自身の案件の初成約時のエピソードや日本M&Aセンターの強み、自部門の強みを伝えました。お客様の事業承継課題を解決し、成長戦略を描いていくため、金融機関と日本M&Aセンターが手を組む意義をアピールしました。

【法人チャネル代表】西日本事業法人1部 石丸 蒼馬さん
「『100億宣言』をしておりこのたび初めてM&Aを検討する企業オーナーに向けた会社案内」で、売上高100億円を目指すために日本M&Aセンターと組むことの必要性を訴えました。成約率の高さ、AIを駆使した企業分析、PMIまでの一貫したサポートの3点をアピールしました。

【ダイレクトチャネル代表】エリア戦略部 齋藤 浩喜さん
「M&A仲介会社に関して他社と比較検討中のオーナー社長向けの会社説明」という設定のもと、過去に自身が起業した会社をM&Aで譲渡した際の経験をふまえながら当社の特徴である着手金の意味を伝えました。

【会計チャネル代表】コンサルタント戦略営業部 東日本1部 近藤 直暉さん
「提携する会計事務所向けプレゼン」という設定で発表を行いました。昨年1年間、自身が山形県の会計事務所に出向した経験や、日本M&Aセンターが会計事務所の先生方の出資により設立されたことを説明。会計事務所の成長のために会計業界を変えていきたいと、準備したバックミュージックを流しながら熱く語りました。

【業界再編チャネル代表】業種特化1部 廣野 哲郎さん
製造業チームに所属する廣野さんは、「製造業のオーナーとの面談」という設定に合わせ、作業着とヘルメット姿で登場。高齢化、収入の低さ、3K(きつい、汚い、危険 )などのネガティブな製造業のイメージを覆し、若い人が憧れる業界にしたいとの思いで仕事をしていると製造業への熱い想いを語りました。また製造業のM&Aには専門性が必要であり、その専門性を備えているのが日本M&Aセンター業種特化事業部であると締めくくりました。

【証券チャネル代表】証券提携一部 浜口 諒さん
「担当する証券会社での勉強会」という設定で会社説明を行い、証券会社でM&A支援を行うことのメリットを具体的に挙げながら、証券会社の方が営業活動で持つ悩みを解決できることを説明しました。最後には「御社の異次元の挑戦に異次元の成果で貢献したい」と自身の想いを伝えました。

【特務チャネル代表】 特務法人部 加藤 剛さん
さまざまな事情でお相手探しに時間がかかっている譲渡希望企業を成約に導くことをミッションとし、「最後の砦」として活動する特務チャネル。「受託後1年経過し、お相手が見つかっていない社長との面会」という設定で、特務チャネルがお相手探しが難航している譲渡希望企業先に向き合う業界唯一の部署であることを紹介し、マッチング部隊と提案部隊が分かれることにより確保できる提案量の多さをアピールし、成約まで伴走させてほしいと想いを語りました。


【ヘルスケアチャネル代表】調剤薬局支援部 猪口 華代さん
得意の書道スキルを活かし、自筆の「立ち漕ぎ」と書いたのぼりを持って登場した猪口さん。「譲渡に踏み切れない調剤薬局オーナーとの3回目の面談」という設定で、自身が調剤薬局業界のM&Aに携わり続ける理由を話し、地域医療のため、地方の薬局は存続しなければならないと強く訴えました。

【地域金融チャネル代表】西日本金融法人部 徳原 信泰さん
現在和歌山県の金融機関に出向中の徳原さんは、「出向先金融機関での支店勉強会」という設定で発表。日本M&Aセンターの歴史、和歌山県の後継者不在の現状を伝え、「お客様は信頼している金融機関からの提案を待っている。お客様が1番安心して事業のことを相談できるのが金融機関の皆様です。それを日本M&Aセンターがしっかりサポートします」と話しました。実際に行っているセミナーや成約案件の紹介も行い、最後に「お客様の夢を叶えるお手伝いをさせてください」と締めくくりました。
プレゼンテーション終了後、全社員からの投票を行いました。
3位入賞は、自身の譲渡体験をもとに会社案内を行ったエリア戦略部 齋藤 浩喜さん、2位は金融機関と日本M&Aセンターが手を組む意義をアピールした金融法人部 和田 拓真さん、そして優勝は、華麗なプレゼンテーションで会場がどよめいた人材戦略部の土田 怜奈さんでした。発表内容が具体的で、かつターゲットの目線に立ち日本M&Aセンターの魅力を伝えられた点が評価されました。土田さんは「上司・先輩などさまざまな方の協力のもと受賞できました。人事部として働きやすい会社を作っていくために今後もサポートしていきたいです」と喜びのコメントを述べました。


「最高の会社案内AWARD」の総括として、日本M&Aセンターホールディングスの三宅 卓社長は「それぞれの部署のミッションがしっかり伝わるプレゼンテーションでした。お客様にファンになっていただくための一人ひとりの工夫も面白かったです。発表者以外の方もこのプレゼンテーションからヒントを得て、貪欲にコミュニケーションに必要な技を磨いていってほしい」と締めくくりました。
■イベントを企画した仲川 薫取締役
今回の取り組みは、社員の主体的な参加と創意工夫が際立ち、インナーブランディングの成功事例となりました。日本M&Aセンターの魅力の発信だけではなく、社員自身が自らの言葉で差別化の価値を語り、お客様との接点でその想いを体現することが、ブランドの本質的な強さにつながります。
出場者は、お客様に合わせて工夫した「自分だけのセールスブック」を活用し、心を打つプレゼンテーションを披露しました。その姿は、聞き手に感動を与え、当社に優秀で志の高い仲間がいることへの誇りと喜びを感じさせるものでした。
予選・本選に参加した社員、指導・応援した社員、アワードを観覧した社員など、多くの方が時間を費やしましたが、その過程で生まれた一体感は、組織の絆をより強固なものにしました。
この経験を通じて、社員一人ひとりが「自分も頑張ろう」と前向きな刺激を受け、組織全体の士気向上とブランド価値の浸透に大きく貢献しました。



