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累計受託数は100件!M&Aのソーシングに特化したプロフェッショナル・和田 誠也さん

累計受託数は100件!M&Aのソーシングに特化したプロフェッショナル・和田 誠也さん

大手証券会社を経て2020年1月に日本M&Aセンターに入社し、現在は大手金融チャネル金融法人部で受託(提携仲介契約の締結)までを専門に担当する(受託専担)和田 誠也さん。入社6年目の2025年度上半期においては、受託専担部門の譲渡受託件数で1位を獲得しました。和田さんに受託専担部門の取り組みやこれまで関わった100件以上の受託を通して感じるM&Aへの想いについて聞きました。


周囲に頼れず、手ごたえのない数か月を過ごした入社当初

―日本M&Aセンターへの入社経緯を教えてください。

私は2013年に新卒で大手証券会社に入社しました。就職活動があまり好きではなかったこともあり、早々に内定をもらった証券業界に進むことを選び、6年半千葉支店で運用提案を中心としたリテール営業を行いました。転職は、先に日本M&Aセンターに転職した同じ支店で働いていた後輩から声をかけられたのがきっかけです。日本M&Aセンターのことは知っていましたが、M&Aについて深く知らない状態でした。しかし30歳を前に、環境を変えて大きな挑戦をするには今がちょうど良いタイミングかもしれないと考え、思い切って決断しました。日本M&Aセンターは優秀な社員が多いと聞いていたので、私も同じように活躍できるのではないかと淡い期待を抱いていました(笑)。

―日本M&Aセンターに入社してからはどうでしたか。

入社当初は、私が周囲に相談したり頼ったりするのが下手ということもあり、どういった企業にアプローチすれば良いかもよくわからず、手ごたえのない数カ月を過ごしました。そんな中で、現在所属している受託専担部門に配属になりました。配属されてからもしばらく成果を挙げられず、悩む日々が続きましたが、ある先輩との面談の中で、“自分の感性に素直に”お客様に対することの重要さをアドバイスいただきました。そこからは、いつも「誠実さ」だけは持ち続けようと意識していて、お客様のニーズをよく理解し、M&Aに限らず他の選択肢も提案するようにしていました。もちろん、最終的にM&Aを選択していただければ嬉しいですが、お客様が本当に望んでいることを理解し最適な提案をすることで、信頼を得られると考えています。

―2025年上半期は「受託専担部門譲渡受託件数第1位」を受賞されましたね。

嬉しい気持ちと同時にこれから受託専担部門を牽引していかないといけないというプレッシャーを感じました。譲渡受託件数1位を獲得できたのは、お客様と信頼関係を築き、お客様に向き合い続けてきたからだと思います。

プロとして、様々な選択肢を検討するコンサルティングを

―受託専担とは、どういった役割を担うのでしょうか。

通常日本M&Aセンターでは1つの案件の受託からM&A成約まで一貫して同じ担当者がつきますが、私たちの部署では段階に応じて専門の担当者がつきます。お客様との初回面談からM&Aニーズがある企業と出会うまでを担当する出向者(日本M&Aセンターから金融機関に出向している者)、私のようにM&Aニーズのあるお客様とお会いし正式にお相手探しを行う契約を行う受託までを担当する受託専担、受託してから案件を進めM&Aを成約まで導くディール担当者というように3段階に分かれています。

1案件につき1人の担当者が最初から最後まで付き添う良さもありますが、受託専担がいることの良さもあります。1つ目は、ソーシングだけに特化している担当者がいるからこそ、お客様が望むタイミングでご相談に乗ることができる点、2つ目は、受託のプロとして契約にこだわることなく、他の選択肢も踏まえてコンサルティングすることができる点です。お客様の話をしっかりと聞き、お客様が何を考えているのか、どのような状況にあるのかを理解することからいつも始めています。

―お客様にはどのように受け止められていますか

最初にチームでサポートさせていただく旨をお伝えしているので、お客様にもご理解いただいています。各ステージを移行する際には丁寧に引継ぎを行うので、上手く次のメンバーにパスできるようお客様との関係をしっかり構築し、企業の状態に関してもより入念に調べた上で引き継いでいます。お客様にとっても安心してM&Aに向き合っていただける環境づくりができていると思います。

受託は100件以上でも成約は0件!? 成約式で涙を流して感じた気持ち

―和田さんは受託専担ということですが、M&A成約まで支援された経験は。

実は受託はこれまで100件以上してきましたが、受託専担はディールは行わないので成約まで支援したことは一度もないんです。経験を積む中で、お客様からの信頼も厚くなってきて、主担当ではないですがディールに関わる機会も増えてきました。大変だけど面白いなと思うことも多々あり、特に成約まで見守らせていただいたときの喜びは受託専担では味わえない嬉しさです。成約式でも感動して涙を流しました(笑)。

―今後の目標を教えてください。

将来的には、事業承継のプロフェッショナルとして、M&Aだけでなく資産承継などお客様に対してより幅広いソリューションを提供できるようにしていきたいと考えています。


プロフィール
大手金融チャネル 金融法人部
和田 誠也(わだ・せいや)
1990年生まれ、千葉県出身。
明治大学卒業後、大和証券にて約6年半勤務。資産コンサルタントとして個人・法人向けの運用提案業務に従事。
2020年1月に日本M&Aセンター入社。入社以来、受託専担者として累計100社以上の譲渡提携仲介契約を締結。趣味はアニメとゲーム。完全なインドア派。