
日本M&Aセンターは、地域を代表する税理士・公認会計士が経営する全国1,111の事務所(2026年3月末時点)とネットワークを構築し、「日本M&A協会」を展開しています。2012年の発足以来、中小企業の友好的M&Aの普及を目的に、会計事務所と連携した支援体制を広げてきました。近年は、約35年分のノウハウを体系化し「どの施策を、誰に、どのように活用するか」を整理・可視化することで、どの会計事務所でもM&A支援を実践しやすい環境づくりを進めています。
※役職・肩書は取材当時。
【前編】会計事務所とともに未来をつなぐ―日本M&Aセンター 会計事務所提携部 会計コンシェルジュたちの挑戦
橋本さんは新卒でみずほ銀行に入行し個人営業を経験した後、2023年に日本M&Aセンターに入社しました。主な担当エリアは大阪を中心とした関西圏です。「私たちの組織は、“会計事務所の成長に貢献する”というミッションを掲げています。ただ案件をご紹介いただくというだけではなく、会計事務所がM&A事業を収益化できたり、人材採用につながったり、組織としてさらに成長していけるような価値提供を大切にしています。関西エリアは、名誉会長の分林 保弘や日本M&Aセンターホールディングス 代表取締役社長の三宅 卓ともゆかりが深く、35年前からお付き合いのある先生方も多くいらっしゃいます。その歴史や信頼関係を本当にありがたいと感じています。理事会員制度も最終的には“人と人との関係性”で成り立っている部分が大きいからこそ、これからも先生方とのつながりを丁寧に育てていきたいです。」

前職の生命保険会社で個人営業を担当し、2022年に日本M&Aセンターに入社した塩田さん。現在は京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、福井県を担当しています。「私は、まず会いに行くことを一番大切にしています。オンラインではなく、できる限り直接お会いしたいと思っていて、福井県など遠方にも足を運んでいます。対面でお話しすると雑談の中から相談につながったり、先生方の本音を聞けたりすることも多く、この仕事を続ける中で会計事務所の方々との関係づくりの面白さを強く感じています。温かく迎えてくださる先生方が多いので、私自身も長く一緒に仕事をして先生方に“日本M&Aセンターの塩田さんと一緒に仕事をしたい”と思っていただけるような存在になりたいと思っています。」

前職は保険会社に勤めており、2016年の福岡支店(現在の九州支店)の開設と同時に入社し、現在も福岡を拠点に九州全域を担当しています。「九州は“横のつながり”がとても強い地域だと感じています。そのため税理士会への働きかけだけではなく、税理士業界以外のさまざまな組織やネットワークにも足を運び、多方向から関係性を築くことを大切にしています。九州の企業や地域をもっと元気にしたいという想いがあるので、単にM&Aの提案をするだけではなく、“地域全体をどう活性化していくか”という目線で活動しています。地道に訪問を重ねることで少しずつ信頼関係が生まれていき、先生方から相談をいただけるようになる瞬間が本当に嬉しいですね。」

人材広告会社で営業やWebコンテンツ企画を経験後、日本M&Aセンターへ入社。現在はマーケティング部署で会計事務所向けM&Aポータル「MARINA(マリーナ)」の運営を担当しています。「私はマーケティング部署所属なので、普段はコンシェルジュメンバーとは別の場所で仕事をしています。ただ、日頃からコミュニケーションを取りながら“どうすれば先生方にもっと役立つ情報を届けられるか”を常に考えています。MARINAは無料で使っていただけるサービスなので、気軽に使えるツールとして活用していただきたいですね。会計事務所の業務負荷を減らしたり、付加価値業務のきっかけになったりするような資料やコンテンツを日々作成しています。また先生方に“日本M&Aセンターには、本気で会計事務所の未来を考えている人たちがいる”ということをもっと知っていただけたら嬉しいです。」

西元さんは2024年の新卒入社社員で、新卒として会計事務所提携部 提携推進部に初めて配属された人材です。配属後はイベント企画や運営を中心に担当しています。「大学時代は海外で過ごしていたのですが、日本で就職を考える中で、社会にどう貢献したいかを考えた時にM&A業界に興味を持ちました。親族に会社経営者がおり、後継者不在の悩みを身近に見ていたことも大きかったですね。企業の最後の選択肢としてM&Aをもっと広く知ってもらいたいという想いで入社しました。現在はイベント企画や運営を通じて、理事会員ネットワークをもっと活性化したいと考えています。イベントを通じて新しい出会いや学びが生まれ、その先のお仕事につながっていく。そうした“きっかけづくり”をこれからも増やしていきたいです。」

保育関連事業会社やIT企業で法人営業を経験後、2023年に日本M&Aセンターへ入社したザンゲネさん。現在は企画職として、日本M&A協会の事務局運営や会計事務所向けM&Aポータルサイト「MARINA」の運営、会計事務所向けメルマガの企画・制作などを担当しています。「前職では認可保育園や企業内保育所の立ち上げ支援など、社会性の高い事業に携わってきました。その経験から“社会に価値を届ける仕事がしたい”という想いが強くあり、日本M&Aセンターへ入社しました。入社当初は営業職として税理士会などを担当していましたが、2年前に発声障害を発症し、現在は企画業務を中心に携わっています。声で伝えることが難しくなった一方で、“言葉を通じて価値や熱量をどう届けるか”を以前より深く考えるようになりました。文章による発信も、単なる情報提供ではなく、読み手の理解や行動につながるものにしたいと考えています。」

最後に永井 功太郎さんは「どのM&Aも、必ず誰かの想いから始まります。その想いが会計事務所から生まれ、それが企業や地域を支えていくことになれば幸いです。一つの出会いから始まる一つの相談が、地域の雇用を守り未来を変える可能性を持っています。コンシェルジュとの出会いをきっかけに、日本を元気にしていけたらと思います。」と言います。
コンシェルジュたちの言葉からは、単なる営業活動ではなく、会計事務所や地域への強い想いが伝わってきました。一つの出会い、一つの相談、一つの行動が、企業の未来や地域の活性化につながっていく。会計事務所とともに未来をつくる挑戦は、これからも続いていきます。