(写真左から)日本M&Aセンター 西日本ドキュメント管理部 南本 月子さん、加納 瑞穂さん、荻野 洋子さん、山本 大輔さん
日本M&Aセンターで契約書の確認や管理を担うドキュメント管理部。西日本支社を拠点とする西日本ドキュメント管理部では7名のメンバーが活躍しています。2025年度上半期表彰では、部署の取り組みや成果が高く評価され、同部の荻野 洋子さんがコーポレート本部長賞を受賞しました。南本 月子さん、加納 瑞穂さん、山本 大輔さんとともに座談会形式でお話を伺いました。
―まずは西日本ドキュメント管理部について教えてください。
荻野さん:日本M&Aセンター ドキュメント管理部は東京本社と西日本支社に分かれており、私たち西日本ドキュメント管理部では西日本、中部、中四国、九州、沖縄の5拠点からの申請に対応しています。主に、M&Aコンサルタントが作成・申請する契約書の管理や、M&Aを進めるうえでの入り口となる審査業務を担当し、お客様が安心・安全なM&Aの土台を整える役割を担います。
山本さん:当部では年間数千件の申請を受け付けており、毎日の朝礼で各メンバーにその日の担当案件が割り振られます。全社のルールに則って承認予定日が設定されているので、それぞれが優先順位をつけて業務に取りかかりますが部署全体の進捗状況も見てフォローし合っています。
―2025年度から西日本ドキュメント管理部として独立し、西日本支社長でもある谷川 佑介さんが部長に就任しました。変化はありましたか。
荻野さん:谷川部長の明るさが伝播していて、「リスクを恐れすぎずにチャレンジングに取り組むこと」と「楽しく仕事をすること」をメンバー全員で意識しています。今期はM&Aコンサルタントとのコミュニケーション活性化に向けた取り組みにも注力しており、密な連携で営業活動がよりスムーズに進められるようになることで、リードタイムの短縮にも寄与すると考えています。
加納さん:営業出身の谷川部長が間に入ることで、これまでよりM&Aコンサルタントとの距離が近くなり、業務が円滑に進むようになりました。
南本さん:また、当部から支社向けに、注意点や特にお願いしたいテーマなどを定期発信する取り組みも始めています。
山本さん:ほかにも、今期から他拠点で契約書確認・申請に関する勉強会を開催し、私がメイン講師をつとめました。それまで他拠点の方と対面で表情を見ながらお話する機会がなかったので、貴重な機会でした。勉強会はすごく真剣に聞いてもらえて、事後のアンケートで「ドキュメント管理部がどういうところを見ているかよくわかった」「直接コミュニケーションが取れてよかった」といった前向きな感想を多くいただきました。互いの存在を身近に感じられるようになり、フランクに相談されることが増えたように感じます。こういった取り組みがより円滑な業務進行につながり、結果的にお客様に最高のM&Aを提供することにつながると改めて感じました。
―部内はどんな雰囲気ですか。
山本さん:「体調悪そうだな」「ちょっと大変そうだな」というサインに気づいたら自然に声を掛け合うなど、思いやりのあるメンバーが多いと思います。
加納さん:助け合いの文化がしっかり根付いています。一言で言うなら「ファミリー」でしょうか(笑)
―荻野さんはメンバーをまとめる役割もされている中で、工夫していることはありますか。
荻野さん:私からは、メンバーへの日ごろの声がけを意識的に行い、変化を気に留めるようにしています。
加納さん:荻野さんのおかげで本音を言える関係性ができていて、安心して仕事ができる環境になっていると思います。言わないといけない時はピシッと言ってくださり、相談に対しても的確に指示をしてくださるので、とても信頼しています。
―入社当初と現在の状況はいかがですか。
山本さん:前職はアパレルの販売をしていました。売上の個人目標を立てて各々で頑張るスタイルで、当社が初めてのオフィスワークで働き方も大きく変わりました。最初は不安もありましたが、想像以上に人との距離が近く、コミュニケーションが活発な会社の風土にすごく助けられましたね。今では、多くの人と関わりを持ちながら一緒に物事を進めていく楽しさや充実感を感じながら日々仕事をすることができています。
加納さん:生命保険会社、法律事務所を経て当社に入社したのですが、当社に入って一番驚いたのは「こんなにも熱意を持って仕事をしている人がいるのか!」ということでした。それこそが当社のいいところだと思っています。もうすぐ入社丸4年で、めまぐるしく環境と状況が変わり、業務内容もどんどん進化していくのでついていくのが大変ではありますが、柔軟に変化をし続けることができる会社なのだと感じます。
南本さん:私も社員の皆さんの熱量の高さには驚きました!前職はIT業界なので全くの異業種からの転職でしたが、社会的意義のあるM&Aの一部に関わっていることを誇りに思います。
荻野さん:私は前職が自動車のリース会社で、いわゆる「年功序列のホワイト企業」だったんです。もっとチャレンジしたいと思って当社に転職したものの、体育会系すぎてはじめは馴染むことができるか不安でした(笑)。ですが今では、この熱量の高さが会社を引っ張り一体感を生み出していることを実感していますし、最前線で頑張っている皆さんを応援したいという気持ちがモチベーションになっています。
―ドキュメント管理部で仕事をするうえでの心がけや必要だと思うスキルについて教えてください。
山本さん:話しかけやすい雰囲気作りやクイックレスポンスを心がけています。M&Aコンサルタントから質問をいただいて回答までに時間がかかると、それだけお客様が不安に感じてしまうと思うからです。勉強会で顔を合わせた他拠点の方から「山本さんはいつも電話に出るのが早くて助かります」と言ってもらい、日ごろの心がけが伝わっていてうれしかったです。
加納さん:確かに。たくさん人がいるのに山本さんめがけて質問に来られる方がとても多いです(笑)。私は、契約書はお客様の人生を左右する重要なものなので、日々の業務で常に緊張感を忘れないように心がけています。
荻野さん:部のメンバーは、細かなところまで気が付く力や集中力、繊細さを生かして活躍してくれています。M&Aの知識に関する知識やスキルは入社してからでも身につけられますが、ずっと椅子に座りっぱなしなので忍耐強さも大事な適性だと思います(笑)。
南本さん:関わる人がとても多い仕事なので、私の手元に届く前と手元から離れた後を想像して一つ一つの申請を丁寧にチェックするようにしています。
―どんなときに自身の成長ややりがいを感じますか。
山本さん:自分の関わった案件が形となり、成約に至ったことが分かるととてもうれしいですね。「急いで対応してよかった!」と思うこともあります。
加納さん:私たちの業務は売上のような数字で成果が出るわけではないので、社内の方からかけていただく言葉はやりがいになりますし、頑張ってよかったなという気持ちになります。
南本さん:西日本支社では、M&Aコンサルタントの方から直接感謝を伝えていただける機会も多いですよね!
―最後に、今後の目標について教えてください。
南本さん:M&A業界は日々変化しているので、常に自分の知識をアップデートしていきたいと思っています。今後さらに業務の幅を広げていけるように努力していきます。
山本さん:今期多くの新たなチャレンジに取り組む中で、まだできることがたくさんあると気が付きました。自分の経験からアイデアをどんどん生み出して、意見をしっかり伝え、周りを動かしていけるように発信力も磨いていきたいです。
加納さん:それぞれが気づきを共有して改善を重ねることで、もっと心地よく、今よりさらにワークライフバランスが整った状態に持っていけると思います。個人としては法律の知識を深め、強みにしていきたいです。他部署の皆さんから頼られ、「西日本ドキュメント管理部っていいよね」と思っていただけるような明るい雰囲気を作っていきたいですね。
荻野さん:メンバーがのびのびと楽しそうに仕事をしてくれているのをうれしく思っています。「全員が同じスキルを身につけて業務品質を担保する」ことはもちろん、それぞれの強みや長所を生かす組織を目指しています。そのための働きかけを私からも積極的に行い、個人と組織をさらに成長させ、さらに会社に貢献していければと思います!
プロフィール
日本M&Aセンター 西日本ドキュメント管理部
荻野 洋子(おぎの・ようこ)
兵庫県出身。
大学卒業後、大手自動車リース会社のバックオフィス部門を経て、2021年12月に日本M&Aセンター入社。趣味は旅行、食べ歩き。
日本M&Aセンター 西日本ドキュメント管理部
加納 瑞穂(かのう・みずほ)
奈良県出身。
大学卒業後、生命保険会社、法律事務所を経て、2021年12月に日本M&Aセンター入社。
趣味はゲーム、旅行。
日本M&Aセンター 西日本ドキュメント管理部
山本 大輔(やまもと・だいすけ)
高知県出身。
大学卒業後、アパレル販売として勤務した後、2021年10月に日本M&Aセンター入社。
趣味は旅行・ライブ。
日本M&Aセンター 西日本ドキュメント管理部
南本 月子(みなみもと・つきこ)
大阪府出身。
前職はIT企業の管理部門スタッフ。2025年1月に日本M&Aセンター入社。
趣味は野球観戦・ご飯屋さん巡り。