
地方銀行を経て2019年5月に日本M&Aセンターに入社し、現在は西日本支社で活躍し、西日本会計事務所部で会計事務所とともにM&Aを支援するKさん。M&Aコンサルタントに挑戦した理由や仕事の魅力について聞きました。
―転職理由をお聞かせください。
前職は関西の地方銀行で11年勤めました。融資業務を中心に京都、兵庫、大阪、奈良のさまざまなエリアで個人事業主から上場企業まで担当する中で、融資や経営に関する知識を網羅的に学ぶことができました。一方で、定年までの残り20年で経験値や知識がここから2倍、3倍になるイメージが湧かず、体力があるうちに限界まで働ける環境に身を置きたいと思い、転職を決意しました。
―どうして日本M&Aセンターだったのでしょうか。
転職を検討していた時、担当していたお客様がM&Aを実行する姿を頻繁に目にし、M&Aについて調べるうちに興味を持ちました。その中でも日本M&Aセンターを選んだのは『M&A業務を通じて企業の「存続と発展」に貢献する』という企業理念に惹かれたからです。正直若い頃は理念というものがよくわからなかったのですが、社会人経験を積み40代になってより理念の大切さを理解できるようになりました。
―Kさんが努力していること、長けていることはありますか。
明確に努力していると言えることはありませんが、毎日6時に起きて、7時に出勤することを続けています。朝は頭が冴えていて、オフィスも静かで仕事もはかどります。最近は出社後15分を読書の時間に充てていて、デール カーネギー氏の本を読み返したりしています。年齢を重ねることによって理解できるようになることもたくさんあり、同じ書籍を読むにしても一度目とはまた違った受け取り方をしていると思います。読書を通して人生が豊かになっている実感があります。

長けていることをあげるとすればストレス耐性でしょうか。学生時代は応援団に所属し、心身ともに鍛えられました。今思えば理不尽なこともたくさんありますが、時代の変化を感じますね(笑)。
この仕事は、すごくプレッシャーがかかる仕事です。社内では目標を追いかけ、社外ではお客様が一生懸命育ててきた会社の未来を任せていただくわけです。ストレス耐性があるおかげで、そのプレッシャーにも負けずに、自身の幅も広がっていると感じます。
―これまでM&Aコンサルタントをしていて挫折をした経験はありますか。
つらいことはありますが、挫折という感覚はありません。ネガティブな感情を感じないぐらい毎日一生懸命働くことを意識しています(笑)。モチベーションや気分を仕事に影響させたくないんです。日本M&Aセンターの分林 保弘名誉会長がよく「仕事は使命でするものだ」とおっしゃっていましたが、最近になってそれが実感できるようになってきました。使命や理念を軸にすることで、判断に困ったときはそこに立ち返って道を確認することができます。
日本M&Aセンターは会計事務所の先生方の出資によって設立した会社で、私が所属する会計事務所部は日本M&Aセンター発祥の部と言っても過言ではありません。その部署に所属しているという誇りを持っていますし、会計事務所との協業にポテンシャルも感じており、仕事の励みになっています。
―お客様とのコミュニケーションで気をつけていることはありますか。
M&Aコンサルタントの仕事は、成果が形として目に見えるわけではありませんが、日々のレスポンスを早くしたり、お客様への資料の見た目や正確さを追求し、見えるところにもこだわっています。

お客様から感謝の気持ちを伝えていただくこともたくさんありますが、記憶に刻まれているのは課題にぶつかったときです。M&A仲介を突き詰めるとM&Aコンサルタントは「黒子」だと思うんです。M&Aが成功するように陰で支える役目です。まず相手の言っていることを受け止めて冷静に考える時間を取ることで、うまく回り始めることもたくさんあると感じます。
―この仕事の魅力を教えてください。
思いもよらない経験ができることです。成約して喜んでもらうこともそうですし、さまざまなトラブルや課題に出くわすこともそうです。これほど多くの想定外の経験ができ、課題解決に向けて尽力できることはM&Aコンサルタントならではの経験だと思います。経験を積めば積むほど、お客様との会話における切り返しの幅が広がり、自身の引き出しも増えてきています。
―今後の目標を教えてください。
1件1件の案件に真摯に向き合いプレーヤーとしてM&Aの本質を追求していきたいと思っています。成約こそが日本M&Aセンターの企業理念である「企業の存続と発展」につながるので、成約件数を積んでいきたいです。そして教育を通して、メンバーなど周りの人の成長を支援していきたいです。
プロフィール
日本M&Aセンター コンサルタント戦略営業部 西日本
奈良県出身。大阪市立大学卒業後、関西の地方銀行に入行。融資業務を中心に個人事業主~上場企業まで幅広く担当。
2019年に日本M&Aセンターに入社。不動産、建設、運送、医療、食品等さまざまな業種を経験。




