
「専門性を高め、より社会に必要とされる人材になりたい」と転職を決意し、2025年4月に日本M&Aセンターに入社した営業開発室 福沢 寛之さん。先天性の腎臓疾患と向き合いながら、営業支援やデータ分析の業務に向き合っています。障がいを抱えながら働くことに対する考え方や、周囲との関わりについて聞きました。
―日本M&Aセンターへの入社のきっかけを教えてください。
大学時代は教育学を学び、自分自身とも重ねながら、障がいを抱える人が社会でどのように生きていくのか、どんな生きづらさがあるのかに関心を持っていました。新卒では障がい者の就労支援や教育事業を行う会社で、知的障がいのある子どもたちの生活支援に携わる指導員として働き始めました。ただ、私には先天性の腎臓疾患があり、大人になってから腎移植も経験しています。指導員の仕事では学校が終わった後から夜の11時ごろまで働くこともあったので、体力的に厳しい日々でした。その後、事務系の仕事へのキャリアチェンジをしました。データ管理から業務システムの導入まで多岐にわたる業務を経験する中で「専門性を身につけることで、より社会に必要とされる人材になりたい」という想いが明確になりました。
―なぜ日本M&Aセンターを選びましたか。
転職活動を通じてM&A業界に出会い、実家の農家で感じていた後継者問題に対する解決策になりえると気付きました。さらに、日本M&Aセンターではデータ分析の業務に携われるとわかり、「専門性を身につけたい」という転職の目的も実現できると考え、入社を決めました。
―体調面の不安がある中で、入社前に心配に思うことはありましたか。
腎臓の病気はいつ状態が変化するかわからないため、無理がきかない状態です。正直なところ、M&A業界には激務というイメージもあり、自分の体調で本当にやっていけるだろうかという不安は大きかったです。
―実際に働いてみて、不安は解消されましたか。
事前に感じていた不安は杞憂でした。現在は週3回の在宅勤務を基本として、体調に応じて勤務時間を調整しています。私の所属する営業開発室は6人体制ですが、課長は常に「大丈夫?」と声がけをしてくれて、業務量を調整してくれますし、調子が悪い日には周囲のメンバーが自然と気づいて声をかけてくれます。過度な負担がかからないように十分配慮してもらっているので、精神的にも落ち着いて仕事ができるのが何よりありがたいです。また、日本M&Aセンターの健康保険組合は、一般的なサポートに加えて独自の手当や補助が充実しており、その点も非常に心強いと感じています。

―現在の業務内容を教えてください。
営業開発室は、M&Aコンサルタントがより活動しやすくための支援をするのが仕事です。その中でも、私は営業活動の現状や成果を分析し、レポートとしてまとめるのが主な業務です。加えて、業務効率を上げるために、Salesforceのシステム改善や使い勝手の向上に取り組んでいます。顧客情報の紐づけに関するエラー検証、修正なども担当しています。まだ勉強の日々ですが、最近ではプロジェクトにも参画させてもらっています。分析やレポート作成を通じて、少しずつではありますが意思決定をサポートする役割も担うようになってきました。
―どんなときにやりがいを感じますか。
例えば、案件の進捗状況やマッチング数を可視化することで、営業が現状を一目で把握でき、「次に何をすべきか」が明確になります。自分の仕事が営業の実務に直結していると感じられる瞬間に最もやりがいを感じますし、大きなモチベーションにもなっています。
―持病と向き合いながら働く上で、特に大切にしていることは何ですか?
無理をしすぎないことと、正直に伝えることです。体調が悪いのに無理をしてしまうと、結果的に周囲にも迷惑をかけてしまうことになります。だからこそ、私自身も体調の変化があれば早めに共有し、しんどいときは「今日はここまでにします」「少し休みます」と正直に伝えるようにしています。会社や周囲が配慮してくれるからこそ、自分自身も体調管理に気をつけながら主体的に仕事に取り組むことで応えたいと思っています。
―所属メンバーとのコミュニケーションはいかがですか。
障がいについて理解し、受け入れてもらっていることが、何よりもありがたいと感じています。「この人は障がいがある人」という見方ではなく、「少し配慮が必要な人」として接してもらえるので、とても働きやすいです。楽しく仕事ができているのは、課長をはじめ、所属メンバーの人柄の良さが大きいと思います。
―当社のカルチャーや空気感を、どのように感じていますか。
熱意がある人に対して、周囲が強力にサポートする文化がある会社だと感じています。現在参画しているプロジェクトでも、入社2~3年目の若手社員が堂々と意見を述べており、私自身も刺激を受けています。社歴や上下関係を気にせず意見を出しやすい、そして受け入れられやすい空気があり、会社全体がとにかくポジティブです。障がいについても同様で、特別扱いするのではなく、”配慮はするけれど、フラットに”という姿勢が根づいている点が、働きやすさにつながっていると思います。
―当社で働くことで、ご自身のキャリアはどのように広がっていくと思いますか。
M&A業界で、事業に直結するデータ分析というやりがいのある仕事を任されていることに幸せを感じています。現在は日々学ぶことばかりで、新しいことを吸収するのに精一杯な状態ですが、将来的には自ら課題を見つけ、「こうしたほうがより効率的ではないか」と提案できる存在になりたいと考えています。データの分析や管理のスキルをさらに高め、戦略的な意思決定により深く関われる人材になることが目標です。障がいがあるから補助的な業務にとどまるのではなく、専門性を活かして会社や社会に貢献できる人材として成長していきたいです。
プロフィール
日本M&Aセンター 営業開発室
福沢 寛之(ふくざわ・ひろゆき)
1986年生まれ。北海道出身。
2025年4月に日本M&Aセンター入社。営業開発室で営業活動の現状や成果の分析、レポート作成を担当。




