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ワーパパインタビュー!M&Aコンサルタント×育児の両立のカギとは。

ワーパパインタビュー!M&Aコンサルタント×育児の両立のカギとは。

「M&Aコンサルタントといえばハードワーク」とよく言われますが、実は多くの社員が、仕事・家事と家庭を両立し、限られた時間のなかでパフォーマンスを発揮しています。京都大学卒業後、日本M&Aセンターに新卒でM&Aコンサルタントとして入社し、現在はマネージャーとして活躍する28歳、コンサルタント戦略営業部の古市 光さんもその一人。「仕事と家庭の両立」のカギや、成果を出すコツを聞きました。

土日は家庭に集中 妻とお互いが得意な家事を分担

―古市さんはマネージャーとして活躍しながら、育児もされていますね。忙しい中どのように両立されていますか。

入社以来、主に会計事務所との連携をきっかけとしたM&A実務を行うコンサルタント戦略営業部に所属しています。最初は大阪勤務でしたが、結婚を機に妻の勤務地である名古屋に異動希望を出し、中部支社に異動しました。提携先である会計事務所とは3~4年かけて信頼関係を築く必要があります。今年で名古屋に来て5年目なので提携先と関係も深まり、一緒にご飯を食べに行ったり、気軽に近況報告をし合える関係になったりしています。現在担当している提携先は会計事務所10事務所と信用金庫1行で、比較的規模の大きい提携先を任されています。

家では、妻が子どもの面倒を見てくれている間に私が食事の片づけや掃除などをすることが多いです。休日は、シーツを洗濯したり、洗面台、キッチン、お風呂、トイレなどの水回りの掃除をしたりしています。共働きの妻とは、お互い得意分野の家事をするようにしていて、基本土日は仕事をしません。平日の夜に少し持ち帰る程度で、できるだけ定時内に終わらせるようにしています。

家にいないことで我が子に寂しい思いをさせたくない

―両立するうえで、難しいと感じる場面はありますか。

今は妻が育休中なのですが、育休が終わって共働きに戻った時にやっていけるのかという不安はあります。出張や急な対応で月の営業日の半分くらいはルーティン通りにできず、妻に負担をかけてしまうのが現状です。また、独身時代にできていた実務の勉強や読書、研修に参加するといった自己研鑽の時間が減りました。今は日々のやることをこなすだけで精一杯ですが、そういう時期だと思ってやっています。

―それでもマネージャーとして活躍されていますね。

直属の上司もお子さんがいて、理解していただけているというのは大きいですね。私の父親は仕事が忙しく、いつも平日はいなかったので、子どもの頃はそれが寂しかったです。我が子には寂しい思いをしてほしくないという気持ちが強いですね。

メンバーが私に相談したくてもできない状況に

仕事と家庭をうまく両立させようと、6時半に出社して17時半に退社していた時期もあります。家事や育児に時間を割くことができ家庭は120点だった一方、仕事の方がうまくいかなくなりました。メンバーが外出から戻ってきたころに私が退社するので、メンバーが私に相談したくてもできないということが多々ありました。今は少しリズムを変えて18時半に退社するようにしたので、メンバーとのコミュニケーションも増えました。自分1人でいくらM&Aの道を究め、職人として研鑽したとしても、貢献できる会社数には限界があります。チームだからこそできることもたくさんあるので、メンバーとの時間も大切にしています。

実をいえば、転職を考えたこともあります。ただ、考えた末、「M&A仲介業界のリーディングカンパニーである日本M&Aセンターで働き続けたい」というのが私の答えでした。どの業界でもその分野の一番手にしかできないことがあります。一番手の方が、自分としてもできることが多く、結果世の中に多く貢献できると思うんです。他の業種だともっと働きやすい会社があるかもしれないけれど、この仕事にはやりがいがあります。成約した時、経営者に泣いて喜んでもらえるほどインパクトがある仕事なので、やっぱり好きなんですよね。

慣れない育児より、慣れた仕事に逃げてしまいがち

―古市さんなりの、仕事と育児を両立するコツを教えてください。

「自分はこうする」というマイルールを決めて、それを徹底することです。周りにも伝えて、ぶれないことが大事です。慣れていない育児より、慣れた仕事に逃げがちなので、覚悟を決めてやるしかないですね。

また、仕事も育児もルーティンを決め効率を重視することが上手く回すコツだと思います。当然イレギュラーも多いのですが、毎日の出社時間と退社時間を揃える、定期的に会うお客様なら、お会いする日程を毎月何日と決める、チームの打ち合わせ時間も固定して、それ以外は基本的にしない、思いつきで行動しないなどを心掛けています。

―育児をしながらでも仕事で成果を出すために必要なことは何だと思いますか。

仕事で成果を出すために必要なことは、無駄を省くことと効率を上げることです。やらないことを決めるのも大切です。例えば、資料の作成もテンプレートを使ったり、人の資料を真似して作ったりしています。悩む時間もできるだけ減らします。悩むのは情報が足りていなくて判断できないだけなので、そういうときは調べます。当社の各種データベースやネット等を駆使しても5分以内にわからなければ、早めに人に聞くようにしています。仕事の効率を上げるためには昼寝もおすすめです。私はいつも昼休憩中に20分程度寝ています。昼寝をするとその後の仕事の効率がぐっと上がるので、その日のうちにやりきらないといけないことは、定時内にほとんど終わらせることができています。

泣いて喜んでいただける仕事に惹かれて

―古市さんは明確に自分の考えをお持ちですね。幼少期はどんなタイプでしたか。

子どものころから、何事にも深くのめり込む性格で、こだわりがとても強かったです。積み木をするとなったら、夜も寝ずに朝までずっとひたすら集中したりと、飽きるまでとことん取り組むタイプ。両親もそんな私を咎めることなく、温かく見守って育ててくれました。引っ込み思案な面もありましたが、中学、高校ともに生徒会に参加するなど意欲的な面もありました。

―新卒で当社に入社した経緯を教えてください。

就活には積極的に取り組み、インターンも15社くらい参加しました。リクルートや外資系の証券会社など興味深い会社も数多くありました。ちょうどその頃、大学で所属していたゼミに、たまたま日本M&Aセンターの社員が来て、成約式ムービーを見せてくれました。そのビデオに感動して、夏の早期選考を受け、大学3年の冬に内定をいただきました。他社も魅力的でしたが、泣いて喜んでくださるお客様がいらっしゃることに惹かれました。やりがいがあって、意義がある仕事だと思ったので、あまり迷わなかったです。

大学の同期である妻は大手自動車メーカーに就職し、仲が良かった友人も外資系金融や総合商社など名だたる企業に就職しました。日本M&Aセンターは当時まだ知名度が低かったのですが、いつか追い越す!という気持ちでしたね。

―今後の目標を教えてください。

最年少執行役員になり、会社と世の中をより良く変えることです。誰が営業しても一定レベルの成果を出せる仕組みを作りたいんです。ある程度の取り決めはした上で、コンサルタントが裁量を持てる仕組みがあれば、日本M&Aセンターで働くワーキングパパ・ママがもっと子どもとの時間を取れるようになると思います。自分の子どもたちが親になったときに、もっと過ごしやすくなる社会になるよう頑張りたいですね。


プロフィール
日本M&Aセンター コンサルタント戦略営業部 マネージャー 古市 光(ふるいち・ひかる)
2018年新卒で日本M&Aセンター入社。入社以来、会計事務所と連携したM&A支援を行うコンサルタント戦略営業部にて活躍中。
趣味はドライブ、モータースポーツ、温泉旅行、ゴルフ、登山、カメラと多岐にわたる。
1996年生まれ。愛知県出身。京都大学経済学部卒。