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総合商社から転職!モチベーションの源泉は「達成感」

総合商社から転職!モチベーションの源泉は「達成感」

総合商社から2021年7月に日本M&Aセンターに入社し、会計事務所との協業を手掛ける部署でグループリーダーとして活躍中の、コンサルタント戦略営業部 中四国 髙橋 拓也さん。M&Aコンサルタントのリアルな働き方や仕事への想いを聞きました。


成長環境を求めてアメリカ駐在中に転職活動

―前職について教えてください

新卒入社した総合商社で金属部門に所属し、国内で4年、アメリカで1年の経験を積みました。転職活動を始めたのはアメリカ駐在中で、コロナ禍もあってオンラインで日本M&Aセンターの面接を受けました。

―順風満帆なキャリアを歩まれていた中で、なぜ転職活動をされたのでしょうか?

「商社に入ったからには海外駐在したい」という想いがあって、それを目標に仕事を頑張っていました。結果、想像していたよりも早くチャンスが巡ってきたのですが、正直に言うといざ行ってみるとギャップを感じてしまったんです。駐在の任期は5年、日本に帰るころには30歳になる。安定はしているものの、焦りを感じ、もっと成長できる環境に身を置きたいと思うようになりました。
転職活動ではコンサルティング業界を幅広く見ていたのですが、日本M&Aセンターの成長環境に惹かれたのと、M&Aコンサルタントという仕事は使命感を持って取り組めると感じたのが入社の決め手になりました。駐在の任期中ということもあって当時の会社には迷惑をかけてしまいましたが、アメリカに帯同していた妻の理解もあり、日本M&Aセンターへの入社に向けて住まいを大阪に移しました。

―入社後の仕事について教えてください。

2021年7月に入社してからは一貫して、会計事務所と協業してM&Aを支援する部署に所属しています。はじめは大阪を拠点にしながら中四国エリアを担当していて、2023年4月に中四国エリアに特化した新部署が発足したのを機に中四国支店(広島市)の配属となり単身赴任をしています。2024年度からはグループリーダーとして4人のメンバーとともに仕事をしています。
会計事務所と協業する部署なので、これまで築いてきた既存提携先との関係強化はもちろん、新しく仲間になってくださる事務所を増やしていくことも活動の大きな軸です。グループのメンバーにもその意識を共有するようにしています。

オンオフのメリハリは付けつつも年間目標は早期に達成

―働き方について具体的に教えてください。

週5日の営業日のうち、2日は大阪の自宅に帰り、2日は広島の単身赴任の家に帰り、1日は外泊しているパターンが多いですね。週末はだいたい大阪にいます。
よくある一日のスケジュールでいうと、朝5時に起きて、6時台の始発に乗る。中四国エリアは広いのでとにかく移動に時間がかかります。会計事務所やお客様のもとを訪問し、昼食は特急電車や新幹線での移動中に食べて、夕方支店に戻って打合せや作業をしています。一日の訪問数は3~4件程度です。

―すごく忙しそうですね!

朝起きてから髪をセットする時間も惜しくなってきて、近年はずっと坊主です。忙しい方にはおすすめですよ(笑)体力はあるほうだと自覚していますが、こう見えて体調管理には気を付けていて、疲れたときには無理せず休みますし、足りない栄養素はサプリで補い、どんなに遅く帰ってもシャワーを浴びて、キャンドルを焚いてストレッチをするのが日課です。オンオフのメリハリは意識的に付けるようにしていて、これもリラックスモードに切り替える儀式のようなものです。もっと長い目で見ると、年に1~2回は長期休暇を取って海外旅行に行っています。

―先のことまで計画を緻密に立てるタイプですか?

そんなこともないですが、年間目標を半期で達成するイメージを常に持っていて、9月までに目標を達成するための行動をしていますね。入社1年目はそんな余裕もなく365日仕事モードだったのですが、それは良くないなと思うようになって。絶対に9月までに目標を終わらせて、年末年始は海外でリフレッシュしようと決めたんです。昨年は無事に達成して、オーストラリアに行ってきました。自分に負荷をかけるためにも2025年の年末の航空券もすでに予約してあります。憂鬱な年末年始は避けたいので、頑張るしかありません(笑)

結婚式の日もスーツに着替えて商談へ

―入社4年目となりますが、当社に入ったからこそ得られた強みはどんなところだと思いますか。

三宅卓社長がよく「M&Aはビジネスの総合格闘技」とおっしゃるのが本当にその通りだと感じます。財務、税務、法務などの知識は常にアップデートする必要がありますし、困難な状況においても掲げた目標をやりぬく姿勢、粘り強さもこの会社に入ってさらに意識するようになりました。

―働くうえでのやりがい、面白さはどんなところでしょうか。

モチベーションの源泉は「達成感」です。精神的なしんどさを感じる局面も多いですが、それでも頑張れる理由はこの仕事に使命感を持って取り組んでいるからです。自分が頑張ることがお客様のためになり、成約したらすごく喜んでいただける。その姿を見ると報われて、またこの達成感を味わいたいという気持ちがわいてくるんです。
M&Aの成約までサポートするのは本当に難しい仕事です。仲介者として、双方の意見に耳を傾け、様々な条件面やスキームを考えつくして「これだ」という糸口が見える瞬間も非常に面白いですね。
社内は入社前に想像していたギスギスした感じはないです。チームプレーが多く、年次関係なくフランクに接してくれる人が多いのが好きなところです。

―この仕事のつらさはどんなところですか。

どんなに頑張っても、努力に比例してうまくいくわけではないところですね。
とある大きな案件を担当した際には、自分の結婚式を午前中にした後にタキシードからスーツに着替えて夕方面談に向かったこともありました。それぐらい案件にかかりきりだったのですが、結局ブレイクしてしまって。どんなに自分の時間をかけて、強い想いを持ってやっていても、うまくいかずに無力さを感じることもあります。
ですが、M&Aはケースバイケースではあるもののブレイクには共通点も多いので、要因を分析することで、次は同じ轍を踏まないようにしようと心掛けています。

妻に「いい会社だね」と言ってもらえることがうれしい

―仕事に対する家族からの理解はいかがですか。

当社の掲げる「3KM」という考え方が好きで、自分なりに真面目に取り組もうと思って、入社時に「週1回は妻と外食をする」と宣言しました。実は3年以上経つ今もこの習慣を続けています。忙しい仕事ですが、おいしい食事をしながら話をする時間は自分にとって大切なひと時です。
妻とはこれまで目標達成者イベントの「家族でDisney」に2回参加させてもらいました。一社員の妻が会社のトップを知っているのはすごいことだと思うんです。妻からは「いい会社だね、会社の皆さんもいい人たちだね」と言ってもらえて、私自身とてもうれしいですし、喜んでくれている姿を見てこの1年頑張ってよかったなと思いました。
ただ1回行くと「今年はないの?」と家庭でもプレッシャーをかけられることになるわけです。今年は無理だった…なんて言えないですから、やりきるしかない。社員を鼓舞するよくできた仕組みだなと思います(笑)

2024年4月の「家族でDisney」にて

―最後に今後の目標をお願いします。

2024年度も残りわずかですが、最後まで走りぬいて自身のトラックレコードを更新したいと思っています。グループリーダーとしては、メンバーが全員目標を達成できるようにさらに気合を入れていきたいと思います。
中四国エリアには縁もゆかりもありませんでしたが、今ではとても大好きな場所になりました。M&Aが浸透していない分、自分たちが伝えていかなければという使命感もあり、やりがいを感じています。もっと盛り上げて、他拠点の皆さんからうらやましがられるような魅力的な支店にしていきたいと思います。

―最後に言い残したことがあれば。

日本M&Aセンターが大好きです(笑)転職して本当によかった!


プロフィール
日本M&Aセンター コンサルタント戦略営業部 中四国
髙橋 拓也(たかはし・たくや)
1993年生まれ、神奈川県出身。
上智大学卒業後、豊田通商で鉄鋼トレーディングと米国駐在を経験。2021年7月に日本M&Aセンター入社。譲渡企業・譲受け企業ともに担当し多くの実績を持つ。
趣味は読書とスポーツ観戦(ラグビー・サッカー・野球etc)。英語の勉強を再開中。