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パパ育休取得!新米パパが大きく成長した2週間・山本 健さん

パパ育休取得!新米パパが大きく成長した2週間・山本 健さん

2019年に新卒で日本M&Aセンターに入社し、M&Aコンサルタントを経て現在は日本M&Aセンターホールディングス フィナンシャル戦略部に所属しファンド事業の企画・管理や海外事業部のサポート業務を担う山本 健さん。2025年4月に第一子となる長男が生まれ、2週間の育休を取得しました。山本さんに育休取得のエピソードや子育てへの想いを聞きました。


役員から「しっかりやれよ」と快く送り出してもらった

―育休取得までのスケジュールを教えてください。

出産後1カ月はお義母さんが泊まり込みで助けに来てくれたので、私はバトンタッチする形で育休を2週間取得しました。お義母さんからお世話の仕方を引き継いでもらったので、育休に入るときはそこまで不安はありませんでした。

―育休を取ろうと思った理由は。

産後は女性の身体的な負担が大きいことは知っていたので、育児を任せきりにしたくないと思っていました。当社は育休を取得する男性がここ数年で増えていて、さらにはその様子や心情を社内報等で発信してくれていたので、取得のイメージがわきやすかったというのも大きいです。一緒に働いている皆さんも育休を後押ししてくれる雰囲気を作ってくれて、むしろとらないとダメなのかなと思うぐらいでした(笑)。とても恵まれていたと思います。

役員の大槻 昌彦さんからは、妻の妊娠を伝えたときから「子育ては大変だから育休は取ったほうがいい」とたびたび助言をいただきました。休みに入る際には「しっかりやれよ」「楽しんでこい」と背中を押してもらいました。

―育休中はどのように過ごしましたか。

授乳以外のことはやっていました。育休が終わる頃には妻から「ロスだよ~」と言われたので、結構役に立っていたと思います(笑)。3時間おきに深夜に起きて対応するのは大変でしたが、とても楽しい時間でした。
妻は産前から自分のしたいことがあまりできず、産後もずっと子どもにつきっきりになっていたので、私が休みを取ったことで自分の時間を持つことができ、気分転換ができたようで良かったと思います。
一方、育休中に勉強もしたいと思っていたのですが、それは全然できずに育休を満喫してしまいました(笑)

(左)寝かしつけに苦戦し、なすすべがなくなった状況。(右)げっぷをさせているところ。

仕事を家庭に持ち込まないように意識を変えた

―子どもが生まれて感じたことはありますか。

働くパパママはすごい、ということにつきます。働きながら子どもを育てることは容易ではなく、尊敬の気持ちが強まりました。この歳になってようやく、育児に限らずいろんな事情を抱えながら働く苦労が分かり、これまでもっと頑張るべきだったと反省もしました。

―パパ育休は2回に分けて取得できますが、その予定はありますか。

私は2週間でいろいろキャッチアップできたのでよかったのですが、家族のことを考えるともう少し長めに取ってもよかったと思いました。制度としてはあと1回取得できるので、妻が復職するタイミングなどに備えておきたいです。

―復職後、育児で意識していることはありますか。

今回の育休で日常を楽しむことの大切さがよくわかったので、仕事のことを家庭に持ち込まず、メリハリを持って過ごすことを心がけています。もちろん頭の片隅にはあるのですが…。あとは朝少し早く起きてみたり、夜は授乳のサポートや寝かしつけをしたりしています。

取得を迷う人の背中を押す存在になりたい

―お子さんのどういうところがかわいいですか。

私にあんまり似てなくてかわいいんです(笑)。泣いていても、寝ていても、指しゃぶりしていてもかわいい。気持ちに余裕があるからこその感情だとわかっていますが、今は何をしていてもかわいいですね。
一番好きなのはげっぷを出させること。得意なのは寝かしつけです。最近は抱っこしてスクワットをしたらすぐに寝てくれるので実践しています。一人で子供と向き合うと、一生懸命になりすぎて視野が狭まってしまうこともあると思うので、試行錯誤して妻と相談しながら攻略していきたいです。

―今後の目標を教えてください。

それぞれが自分の好きなことに取り組めるような家庭にしていきたいと思っていて、そのために仕事も頑張っていきたいです。
あとは、息子が物心つくまではサッカーの現役選手でありたいと思っています。(「J10」所属です。)息子にはスポーツでも楽器でもなんでも好きなことをやってほしいのですが、多分サッカーを好きになるだろうと思います。すでにボールに強い興味を持っているような気がしていて…。

―育休取得を悩んでいる方へのメッセージをお願いします。

今回、育休取得を周りの人が応援してくれてとてもうれしかったです。これは当たり前のことではなく、パパ育休を取得された先輩方や、当社が創業時から大切にしてきた家庭や個人を大切にする文化のおかげ。とても感謝していますし、私もそういう環境をつくる一助になりたいと思いました。この会社なら大丈夫なので、安心して周りに相談してほしいです。


プロフィール
日本M&Aセンターホールディングス フィナンシャル戦略部
山本 健(やまもと・けん)
1995年生まれ、神奈川県出身。東京大学卒業。
2019年4月に日本M&Aセンターに新卒入社。調剤薬局専門チームにて全国の調剤薬局のM&Aを担当。現在はファンド事業や海外事業部へ関与。
趣味はサッカーや野球などスポーツ全般。