【新卒3年目新人賞】「社長、これは絶対やるべきです」と自信を持って提案する

新卒で2022年4月に日本M&Aセンターに入社した中部事業法人部の高橋 夕日さん。2024年度は「新人賞（新卒3年目部門）」を受賞しました。高橋さんに、新人賞を受賞するまでの道のりや仕事への想いを聞きました。

成果が出ない時期に頑張り続けられるかどうか

―2024年度新人賞受賞おめでとうございます！率直な感想をお聞かせください。

2024年度は大変なこともありましたが、何よりもM&Aが無事に成約し、新人賞までいただけて本当に嬉しい気持ちです。入社してから2年はなかなか思うように成果が出ず、悔しい思いもしました。同期やチームメンバーがどんどん結果を出す中で、遅れていることへの焦りはありました。ただ簡単に成果が出る仕事ではないと理解していましたし、メンタルも強い方なので、そういうときにどう頑張れるかが大事だと自分を奮い立たせてきました。

その結果、入社3年目になるとこれまでの積み重ねが実り始めました。結果が出なくても走るのをやめなかったことと、先輩を遠慮なく頼ったということがポイントだったかもしれません。先輩方に同行いただいたり、先輩方のそれぞれ得意な業種のことを教えていただいたり、いつも支えてもらってばかりです。

―大変だった時期を通して学んだことはありますか。

私の所属する部署は主に譲受け企業を担当しており、お客様は数億円規模の投資を検討されます。経営判断をするにあたり、「絶対にこうするべきだ」と確信を持てるくらいでなければ投資はしません。お客様のパートナーとして、さまざまな業界についての知識やM&Aについての知見を深め、「社長、これは絶対にやるべきですよ」と言い切れるかどうかが鍵だと思っています。

入社して丸3年が経ちますが、課題感を感じているお客様に対して、やっと自信をもって助言できるようになってきたと実感しています。先日は、「事業領域を広げたい」という社長が私の提案により自社だけでは実現できなかったことを実現しました。その後増収しているという話も聞き大変嬉しかったです。成約後のアンケートで「次にM&Aをするときにも絶対にあなたと組みたい」と書いていただいたときは、この仕事ができて良かったと思いました。

“かわいいだけじゃない” 価値を感じてもらう

－商談で気をつけていることはありますか。

取り繕ってうまくやろうとせず、そのまま素直にお伝えすることです。その上で、事実に対する自分の考えを整理し、この先どうやっていくのが良いかをお客様と一緒になって検討します。加えて業界知識も大事です。当然ですが、お客様が業界に関する最も詳しい情報を持っています。そのため、お客様から得た情報を蓄積し、それを基にマーケットの動向や課題、今後の展開について自ら考察しています。その上で「今後はこのような動きが必要だと感じておりますが、社長はどのようにお考えでしょうか」とお伺いし、業界の未来や成長戦略についての意見をお聞きすることで、さらに知識を深めています。単にかわいらしいだけでなく、さまざまな情報を理解した上で適切な提案を行うことが重要であると考えています。お客様との会話内容は詳細に記録し、自身の成長に繋げています。

―表彰式のスピーチでは、部長の安島 峻平さんに感謝の気持ちを述べられていましたね。

安島さんはじめ先輩方には、本当にたくさん助けていただいています。社会人の基礎からお客様に向き合う姿勢まで全て教わりましたね。感謝してもしきれないです。私は学生時代までずっと体育会系で上下関係の中で生きてきたので、後輩としてのあるべき行動・言動を常に意識しています。今後は、今まで上司や先輩方に教わったことを、後輩に伝えていかなければいけないと思っています。

サッカーでプロを目指してきた仲間や、ともに高め合う同期の存在

―人より努力していることはありますか。

働く量でしょうか。あとは、努力しているといえるかわかりませんが、お客様のところには積極的に訪問するよう努めています。良好な関係を築くために、自己開示を行い、親近感を持っていただけるように心がけています。また、お客様のお店からスーツや電動自転車、結婚式のタキシードなどを購入したりもします。欲しいものがあれば、お世話になっている方から買いたいと思うんです。お客様も私のことを応援してくれていますし、私も自分なりにお客様を応援したいです。

―新卒の同期は高橋さんにとってどのような存在ですか。

やはり同期には負けたくないという思いがあるので、同期の活動状況や業績を見られるようにして定期的にチェックしています。刺激を与えてくれますし、自分が頑張る一つの要因になっています。

―高橋さんのモチベーションはなんですか。

私は幼少期からずっとプロを目指してサッカーをしてきました。プロにはなれませんでしたが、当時の仲間がプロの世界で活躍しているので、その仲間にも自身の活躍を見てほしい気持ちがあります。この記事を見てくれると良いのですが（笑）。

―今後の目標、挑戦したいことを教えてください。

海外企業とのM&Aや他社への出向も経験してみたいです。そして日本M&Aセンターには様々なタイプの人がいるので、将来的にはそういった人たちのベクトルを一カ所に向けて、チームを率いるマネージャーを目指していきたいです。

プロフィール
日本M&Aセンター　中部事業法人部 
高橋 夕日（たかはし・ゆうひ）
立教大学コミュニティ福祉学部卒業後、2022年4月に新卒で日本M&Aセンターに入社。入社後は、主に譲受け企業を担当する事業法人部に所属。2024年度新人賞（新卒3年目部門）受賞。幼少期からサッカーに取り組み、大学時代もサッカー部に所属。愛知県出身。