
日本M&Aセンターで2026年度上半期MVPと最高売上賞を受賞した金融法人部 津隈 優太朗さん。新卒4年目でのダブル受賞の背景にあったのは、地道な努力の積み重ねで自らを磨き続けてきた習慣でした。成果を生み出した仕事への向き合い方、そして目指す未来について聞きました。
※役職・肩書等は取材当時。
ー2026年度上半期MVP・最高売上賞を受賞した感想を教えてください。
率直にとてもうれしかったです!実は入社2年目、3年目の頃は新人賞をかなり意識していましたが、結果的に2年ともトップと僅差で受賞を逃してしまいました。同期が表彰式で全社員の前で登壇する姿を見て、悔しい思いをしてきました。
4年目になると新人賞の対象ではなくなるので、次は全社でタイトルを取れるようなトップクラスのM&Aコンサルタントを目指そうと決めました。ただ、全社にはM&Aコンサルタントが600名超いる中で、今年の4月時点では自分が突出して成果を出してMVPを取る姿は全く想像できていなかったのが正直なところです。今期、ありがたいことに大型案件が進み始めた頃から「もしかしたらMVPになれるかもしれない」と視野に入れられるようにはなりましたが、正式に受賞が決まった瞬間は本当にうれしかったですね。

ー新人賞を逃した悔しさが原動力になったのですね。
そうですね。表にはあまり出しませんが、かなりの負けず嫌いだと思います。小学校から高校まで野球を続け、常に競争のある環境で過ごしてきたからか、社会人になっても負けず嫌いな性格は変わりません(笑)。
新卒同期の存在は4年目の今でも強く意識しています。同期のチャットでは日々成果報告が飛び交っていて、そのたびに刺激を受けて「自分も負けていられない」と思います。同時に、自分自身にも負けたくないので、掲げた目標は必ず達成したいと思っています。悔しさや向上心は自分を奮い立たせてくれるものだと思います。
ー新卒4年目でMVPを獲得できた要因は何だったと思いますか。
一番は環境です。高い成果を出されている先輩方から直接学ばせていただく機会に恵まれました。入社1年目の頃、当時所属していた法人チャネル部長 梅津 孝夫さんから「他社の同世代と比べて、1年で3年分、5年分成長しろ」という言葉をよくかけていただいていました。最初はその意味を十分に理解できていたわけではありませんが、今振り返ると、日本M&Aセンターにはその成長スピードが実現できる環境があると感じています。
ーどのような部分でそう感じますか。
私の場合は、新卒1年目からアポイントをどんどん取得し、一人で経営者に会いに行く機会をできるだけ増やしていました。若いうちから経営者と直接向き合い、自分が主体となって対話できる環境があったことは非常に大きかったと思います。
もちろん最初からうまく話せたわけではありませんし、業界理解も浅く、M&Aコンサルタントとしても未熟でした。「この人、あまり分かっていないな」と思われたこともあったと思います。ただ、そう思われることを恐れて行動しないよりも、まずは自ら矢面に立つことが大切だと考えていましたし、困ったら先輩方に相談できる環境があったことで、失敗を恐れず積極的に行動することができました。
また、経営者の方は何十年もその業界で仕事をしてきたプロフェッショナルです。新卒の自分が知らないのは当たり前だとある意味割り切り、教えていただく姿勢で面談に臨んでいました。ただし、知らなかったことは徹底的に調べ、ご指摘をいただいたら素直に反省して次に生かすようにし、その繰り返しの中で、経営者の考え方や本音への理解が深まっていったと感じています。

ーお客様とのコミュニケーションで大切にしていることは何ですか。
言葉だけでなく、表情や話し方、その場の空気感も含めて、目の前のお客様が「何を大切にしているのか」を理解しようとする姿勢を大切にしています。それぞれに想いや背景があるので、その本音を理解することが、より良い提案につながると思っています。
学生時代に大阪・北新地の飲食店でアルバイトをしていた経験も大きいかもしれません。経営者や役員の方が多く利用されるお店だったため、学生の頃からさまざまな業界の経営者と接する機会がありました。そこで経営者の考え方や価値観に触れられたことが、この仕事を選んだ一つのきっかけであり、現在のコミュニケーションやお客様との向き合い方につながっていると思います。
ー入社以来、続けてきて良かった習慣はありますか。
一番続けて良かったと思うのは、週末に振り返りの時間を作ることです。日曜日の夜は、一週間の面談や提案内容を振り返り、翌週の計画を立てる時間にしています。提案した案件について「なぜこの提案をしたのか」「お客様はどう反応したのか」「もっと良い提案はなかったのか」を整理しながら、自分なりに次の打ち手を考えます。行動量やKPIも徹底的に管理し、アポイント数や提案数、マッチング件数などを確認しながら、目標との差を把握し、必要に応じて軌道修正を行っています。
私は「量をやらないと質は生まれない」と思っています。特に若いうちは知識も経験も十分ではないからこそ、日々の行動量を増やすことは重要です。一方で、ただ経験して記録するだけでは自分の財産になりません。週末の振り返りを通じて整理し、次の行動にどう生かせるかまで考える必要があると思っています。
ー失敗からの学びがあれば教えてください。
2年目の頃、介護業界の案件で苦い経験をしたことがあります。業績も良く非常に魅力的だと判断し、譲受企業へ提案を進めました。しかし、後から業界構造や特性を詳しく調べていく中で、譲受企業のニーズに合っておらず、自分の理解が十分ではなかったことが分かりました。
譲受企業のお客様からは厳しいご指摘をいただきました。それ以降は、ヒアリング回数を増やし、業界特性や事業内容をより深く理解した上で提案することを意識するようになりました。この経験があったからこそ準備の重要性を学び、うまくいかなかった時こそ振り返りが大事だと感じました。苦い経験ではありましたが、自分を成長させてくれた転機だったと思います。
ー思うような結果が出なかった時は、どのように気持ちを切り替えていますか。
もちろん反省はしますし、お客様にご迷惑をおかけしてしまった時は申し訳ない気持ちになりますが、あまり失敗を引きずるタイプではないと思います。
落ち込むことに時間を使うよりも、どう挽回するかを考えることが多いです。起きてしまったことは変えられないので、きちんと振り返りをして次に生かそうと考えます。もともと楽観的な性格でもあるので、失敗も含めて経験だと思うようにしています。

ー津隈さんが考える「プロフェッショナル」とは何でしょうか。
お客様を第一に考えることだと思います。お客様がどう感じ、どう決断し、その結果どうなったのかまで責任を持つことが大切です。常にお客様視点で物事を考え、その方にとって最善の選択肢を追求し続けることが、私の考えるプロフェッショナルです。
ー今後の目標と、目指すコンサルタント像を教えてください。
目指しているのは、お客様から厚い信頼を寄せていただけるM&Aコンサルタントです。経営者の重要な意思決定を支える存在として、安心して任せていただけるレベルを目指しています。そのためには、まだ経験も実績も十分ではないと感じているので、より多くのお客様にお会いし、さまざまな経験を通じて知見や判断力を高めていきたいと思います。
そして、日本M&Aセンターでの次の目標は年間MVPの獲得です。今回の受賞は大きな励みになりましたが、あくまで通過点だと捉えています。さらにM&Aを極め、一流のビジネスパーソンとして成長できるよう、引き続き日々努力していきます。
プロフィール
日本M&Aセンター 金融法人部
津隈 優太朗(つぐま・ゆうたろう)
1999年生まれ、宮崎県出身。済々黌高校、大阪大学工学部卒。
2023年に新卒で日本M&Aセンターに入社。東日本事業法人1部を経て、2024年より西日本支社に異動、金融法人部に所属し、譲渡企業・譲受企業ともに支援。
幼少期より野球一筋。趣味はゴルフ。




