日本M&Aセンターに2023年4月に新卒で入社し、九州支店で活躍中の九州事業法人部 益子 比呂武さん(左)と、コンサルタント戦略営業部 九州 竹田 駆さん(右)。40名超の新卒同期の中で、九州支店に配属された2人は、今年、譲渡企業・譲受け企業の担当者として案件の成約を経験。時には助け合いながら切磋琢磨する2人に、九州への想いや今後の目標について聞きました。
―九州支店に配属されるまで、九州とのつながりはありましたか。
益子さん:私は茨城県出身で大学は関西に行き、東京で就職したいと思って当社を受けました。M&Aコンサルタントとして仕事をする中で、地方ではM&Aが都市部と比べてまだ浸透していないと感じ、だからこそ自分の力で新規開拓をしていける可能性も大いにあると考え、地方配属の希望を出しました。若いうちは住む場所を変えながら、公私ともにいろいろな経験をしたいと思っていたのも大きな理由です。九州とは縁はありませんでしたが、九州支店に配属に決まったときはうれしかったですね。
竹田さん:私は神奈川県出身で、大学院では北海道に行っていました。九州は旅行で訪れたことがあった程度で、実は配属希望には、東京・大阪・名古屋と書いていたのでさすがにこの中のどこかになるものとすっかり思い込んでいました(笑)。九州支店への配属は本当に驚きました。
―実際に九州に来てみていかがですか。
竹田さん:地方都市が好きなので、配属が決まってからはポジティブに捉えて期待値も高く移住したのですが、九州での生活は想像以上に快適です。東京に比べたら家賃も安いので会社の近くに住むこともできますし、繁華街が近いので仕事終わりに社内にいるメンバーで飲みに行く機会も多く、支店内のコミュニケーションもとても活発です。
益子さん:会社に歩いて行けますし、車を持っているので休日は少し遠出してゴルフをするなど、東京にいたときとはまた違った充実感のある生活を送ることができています。九州支店も7月に拡張移転して、オフィスがより快適になりました。支店長の中村 健太さんをはじめ、支店にはフランクな方が多く雰囲気もとても明るいです。先日は家族ぐるみでバーベキューをして交流を深めました。
―お互いはどういう存在ですか。
益子さん:私たちはタイプが全く違うと思っていて、竹田さんは慎重でよく考えるタイプですよね。
竹田さん:一方で、益子さんはとにかく勢いがあって。行動力があり、若手のトップ層が選抜される「令和塾」にも常に上位にランクインしていて、その姿からいつも刺激をもらっています。
益子さん:お互いに仕事のことを相談したり、落ち込んだときは飲みに誘い合ったり。ほぼ毎週のように飲みに行っていますね(笑)。ライバルというよりは、助け合いながらここまでやってきた感じです。
―今年成約した案件は譲渡企業の担当が竹田さん、譲受け企業の担当が益子さんだったそうですね。ディールを進める中で、お互いに対して新たな発見や感じたことはありましたか。
益子さん:複雑なスキームだったのですが、竹田さんが譲渡企業の顧問税理士と司法書士と密に連絡を取り、細かく確認して進めてくれたのでとても心強かったです。私と理解するスピードが違いすぎて、毎回かみ砕いて説明してもらっていました…(笑)。案件の相談をするために、帰る時間を合わせて歩いて一緒に帰ったのもいい思い出です。
竹田さん:益子さんが譲受け企業の要望と譲渡企業の要望をふまえ、バランスを見ながら条件交渉をしてくれて、最後は「益子さんがそこまで言うなら」とご納得いただくことができました。成約に至った一番の要因は益子さんが譲受け企業と築いてきた信頼関係があってこそだと思いました。
―仕事の学びはどのように得ていますか。
竹田さん:一番は、先輩に同行させてもらって、実際の現場での言い回しを学ぶことですね。部長の米澤 伸輔さんから多くのことを教えてもらっていて、例えばお客様に「簡単に言うと…」とかみ砕いてわかりやすく説明されるのを横で聞いて、自分も真似すべくメモさせてもらっています。
益子さん:私は部長の諸井 拓也さんから、お客様との話し方や提案の仕方から案件の進め方まで学ばせてもらっています。いまの私には9割5分諸井さんの血が流れていて、いろいろな先輩の姿を見て、少しずつエッセンスを取り入れています。
―入社して3年目が経ち、ご自身の成長を実感することはありますか。
竹田さん:東京から九州へと場所こそ変わりましたが、入社以来一貫して会計事務所と連携してM&Aを支援する部署に所属しています。会計事務所への理解が次第に深まり、会計事務所の経営についての話なども徐々にできるようになり、先生とのコミュニケーションにも広がりが出てきたと感じています。また、「営業」に対して苦手意識がなかったわけではないですが、次第に克服できていると思います。
益子さん:私は最初の配属で証券会社と提携して主に譲渡企業を支援する部署に所属したのち、譲受け企業を担当する現在の部署に異動したので、ネットワークからダイレクト、譲渡企業から譲受け企業の担当へと役割が変わりました。
昨年、案件のブレイクを経験しお客様から厳しいお言葉をいただいたことで、譲受け企業側のアドバイザーとしての立ち振る舞いを見直す機会がありました。頑張るのは「自分のため」という気持ちが大きかったのですが、それではだめだと気付くことができ、本当の意味で「お客様第一」とは何か考えるようになりました。それからは、お客様の立場に立って先回りして動いたり、社内の譲渡企業の担当者とのコミュニケーションの仕方も工夫するようになったりと、自分の行動が変わったと思います。
―最後に今後の意気込み教えてください。
益子さん:個人としての実績を上げることも大事ですが、九州に来たからにはもっと九州を盛り上げていきたいですね。九州はポテンシャルのある地域なので、自分の仕事のクオリティもさらに高めて「最年少MVP」を目指したいです。いや、言い過ぎかな…(笑)。
竹田さん:それぐらい言ったほうがいい!
私は知識面も自分の強みになるようにさらに学びも深めていきたいです。九州支店は、九州に愛のある社員がそろっています。日本M&Aセンター九州支店から、九州一帯盛り上げていきたいです!
プロフィール
日本M&Aセンター 法人チャネル九州事業法人部
益子 比呂武(ましこ・ひろむ)
2000年生まれ、茨城県出身。
関西学院大学理工学部を卒業後、新卒で日本M&Aセンターに入社。
入社1年目は証券会社と提携する部署で譲渡企業の支援を行い、2年目以降は九州エリアを中心に譲受企業の支援をしている。
趣味はゴルフ(ベストスコア117)、好きな食べ物は辛麺の0辛。
日本M&Aセンター コンサルタント戦略営業部 九州
竹田 駆(たけだ・かける)
1997年生まれ、神奈川県出身。
東京大学農学部卒業後、北海道大学大学院農学院に進学し、農業経営学を専攻。
大学院卒業後、新卒で日本M&Aセンターに入社。
入社1年目は東日本エリアにおける会計事務所と提携する部署に所属し、2年目からは九州にエリアを変えて、地方創生のため日々会計事務所と連携してM&Aの支援を行う。
趣味は麻雀と旅行、目下の目標は47都道府県への訪問(残すは4県)。