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役員が全国の拠点を訪問し、社員とフリーディスカッションする「Teach-in」とは

役員が全国の拠点を訪問し、社員とフリーディスカッションする「Teach-in」とは

中部支社社員と三宅社長

全社の一体感を創出するため日本M&Aセンターが取り組んでいる、「Teach-in役員×拠点社員」プロジェクト。社長をはじめとした役員が、全国7カ所にある拠点を訪れ、1回あたり1時間から2時間かけて、社員からの質問になんでも直接答えるイベントです。中部支社で開催された第1回の様子と、本プロジェクトが目指すゴールについて、プロジェクトメンバーの人材戦略部 井上 敦子さん・坪川 幸代さん・畑中 美智子さんに聞きしました。

東京本社と地方拠点のギャップをなくしたい

―Teach-inはどのように始まったのですか。

井上:地方拠点の社員が、社長をはじめとした役員と直接話す機会はあまり多くありません。普段から役員と接する機会の多い東京本社と、物理的に離れている地方拠点の間には“温度差”があるのではないかという課題をプロジェクトメンバーで感じていました。その温度差を解消するきっかけ作りになればという想いがあったのと、役員陣も同じような課題感を持っていたことから、この企画がスタートしました。

―開催はスムーズに実現したのでしょうか。

畑中:日程調整の大変さもさることながら、企画当初は、拠点長はじめ拠点の皆さんの協力を得られるか不安がありました。業務時間を割いての企画ですし、Teach-inを経験したことのない社員にとってはどんなものかイメージがわきません。全員に前向きな気持ちで参加してほしいと思っていましたので、企画の趣旨をきちんと伝えることは大事にしました。
第1回開催となった中部支社では、拠点長を中心に盛り上げてもらい、不安が一瞬で吹き飛ぶくらい皆さん一生懸命に取り組んでくれました。

社長の熱意に瞬時に引き込まれる中部支社

―当日の様子はいかがでしたか。

畑中:中部支社の皆さんは、ダイレクトに三宅社長の熱を感じたのではないでしょうか。今回初めてTeach-inを受けられる方も多く、最初は戸惑いのような雰囲気もあったように思いますが、すぐに三宅社長の熱意に引き込まれていったように感じました。立場の違いがあるからこそ、ステージと客席という関係ではなく、同じフロアで同じ目線に立って直接話すということが大事なんだと感じました。また東京本社での開催ではなく、ホームである中部支社に来てくれたということも大きかったのでは、と思います

―社長はどのような反応でしたか。

畑中:翌日の早朝、三宅社長から全役員宛てに「非常に良かったです。当社のDNAをダイレクトに伝えることができました」と連絡があり、今後は全役員を巻き込んで実施できると確信しました。他の役員の方も行きたいと言ってくださったので、順次企画を実施しています。

―拠点メンバーからの反応はありましたか。

坪川:自分の営業のスタイルに悩みを抱えている方は、三宅社長から大切にしていることを聞き、それをTeach-inの翌日には実践していらっしゃいましたね。悩みがある人や踏み出せなかった人のヒントや手助けになったと感じました。

全社員が創業者意識を持った強い会社を目指して

―今後はどうしていきたいですか。

坪川:熱気あふれるディスカッションのような、質問が次々に飛び交う雰囲気にしたいと思い、第2回開催の中四国支店では、役員1人対社員5~6人というチームで行いました。さまざまな方法を試してみて、ベストな方法を模索し続けていきたいです。
役員側の想いを伝えるだけでなく、社員からの意見や考えを役員が取り入れられるような機会にもしたいですね。現場の意見を経営に活かすことができれば本プロジェクトの価値もあがりますし、何より、風通しのいい全社員が創業者意識を持った強い会社になると信じています

左から人事部 深川 亮祐さん、人材戦略部 坪川 幸代さん、井上 敦子さん、畑中 美智子さん、人事部 伊佐 卓さん