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長野工業高校で実施した「M&A」と「働くこと」を伝える授業。

長野工業高校で実施した「M&A」と「働くこと」を伝える授業。

長野信用金庫は、2023年9月1日に創立100周年を迎えられ、その記念事業の一環として、長野工業高校で金融リテラシー講座が実施されました。長野信用金庫と提携する日本M&Aセンターの地方創生室 飯塚仁康さんが講師を務め、物質化学科の2年生約40人を前に、「働いてお金を稼ぐこと」や「社会人としての心構え」などをお伝えし、将来設計のヒントにしてもらえるよう授業を行いました。

長野工業高校の歴史は古く、1918年に長野県で最初の工業専門教育機関として創立。全日制6科、定時制2科に分かれ、県内や日本の工業を支える多くの技術者の育成に取り組んでいます。また2年生は、既存授業として地域企業を知るための必修授業「産業技術と環境」を毎週実施されています。

日本M&Aセンター 地方創生室 飯塚仁康さん

授業では、中小企業の後継者不在問題の現状を解説する中で、高校生のみなさんがより身近な問題として捉えられるよう、長野県の後継者不在率や県内企業数が減少していることなどをお伝えしました。そうした問題を解決するための有効な手段として、2つの会社がタッグを組み1つのグループになる「M&A」があり、後継者不在問題の解決だけではなく、長野県で働く人の雇用も守ることができることなどを説明しました。

M&Aコンサルタントの仕事については、「経営者が数十年育ててきたわが子のような会社を託す相手を探す非常に責任の重い仕事で、だからこそ涙を流して喜んでもらえる仕事。自分が支援した企業が存続し、さらに発展していくことに大きなやりがいを感じます。そして何よりM&Aコンサルタントが憧れを持たれるようにしたい」と話しました。日本M&Aセンターがこれまで支援させていただいた企業のM&A成約式の動画も見ていただき、仕事への理解を深めてもらいました。

また、これから社会に羽ばたいていく生徒のみなさんに向けて、どんな人間になりたいのか、どんな仕事をしたいのかなどを今から考えてみてくださいと伝え、飯塚さんは、「少しでも日本を元気にするために、全国にM&Aコンサルタントを増やしたい」と働く目的を語りました。
そして、「夢中になれること、頑張れること、まずは自分の“好き”なことを見つけてみてください」とメッセージを送りました。

余談ですが、教育大学出身で教員免許も持つ飯塚さん。
教壇に立つ姿はまさに“先生”でした!

この金融リテラシー講座は、ワークショップや講座など全4回のプログラムで構成されていて、2024年5月には生徒のみなさんによる成果発表が行われます。成功を願っています!

日本M&Aセンターは最高のM&Aをより身近に感じていただくため、これからも高校などでの出前授業に注力していく予定です。