キーエンスを経て2020年4月に日本M&Aセンターに入社し、証券会社との協業を手掛ける部署でグループリーダーとして活躍する証券提携1部 宮本 大輔さん。4年連続で目標達成している宮本さんに、M&Aコンサルタントのリアルな働き方やちょっと独特!?な日課、お客様と向き合う上で意識しているこだわりを聞きました。
―キーエンスから日本M&Aセンターに転職したきっかけを教えてください。
前職はセンサーや画像処理の機械を工場に販売するキーエンスに新卒で入社し、退職するまでの4年間営業職として勤めていました。営業の仕組み化が整っていて、当初は仕事に没頭していたのですが、徐々に物足りなさを感じ、より成長したいと思うようになりました。将来の自身の姿を考え、新たな環境に身を置くことが一番の成長につながると思い転職を決意しました。
転職活動では、同じ営業でやりがいがあり、自分にも見返りがある業界というところでM&A業界に決めました。その中でも、業界No.1の会社で仕事がしたいと思い日本M&Aセンターを選びました。
―現在の業務内容について教えてください。
大手証券会社と連携してM&A支援を行う部署に所属し、譲渡企業、譲受け企業どちらの支援も行っています。
―1日の仕事の流れを教えてください。
朝5時に起床、6時半には出社し、一番集中できる朝の時間帯に資料作成などを行っています。ご飯を食べると眠くなってしまうので、お腹が空いたら間食するくらいで、朝食も昼食もとりません。
9時からは外出して1日3件くらい往訪しますが、9時から17時はお客様に電話がつながりやすい時間帯なので、新幹線などの長時間移動はなるべく朝晩にします。日中はお客様のために時間を使いたいと考えているので、無駄な動きをしないよう心掛けていて、移動も電車ではなくあえて徒歩にし、情報管理には細心の注意を払いつつ、歩きながらお客様と電話をしたりもします。
直近では部署の立ち上げにも関わらせていただき、夜会社に戻ったあとは営業活動以外の資料作成などをしてから退社しています。
―4年連続目標達成されていますが意識されていることはありますか。
自己暗示と常に目標を意識することですね。毎朝、お風呂場で5分間の瞑想をし、心を“無”にして呼吸だけを意識することで一気に遺伝子にスイッチを入れます。先日、初めて瞑想している姿を妻に見られて、妻には変人だと思われています(笑)。その後、冷水シャワーを浴びて、お風呂から出る前に鏡に映る自分に向かって今日やることと今年1年の目標を言います。
加えて、PCのトップ画像に年間目標を表示させて、常に目に入るようにしています。
―チームメンバーとの協力はどのようにされていますか。
チームは仕事をするために組むものと考えているので、近すぎずちょうど良い距離感を保つようにしています。適度な緊張感とお互いのリスペクトが大事だと思います。
―ご自身にはM&Aコンサルタントの仕事が向いていると思いますか。
この仕事は、達成意欲が強い人や、お客様の役に立ちたいと強く思っていてなおかつ頑張れる人が向いている仕事だと思うので、そういう点では私にはすごく合っていますね。
―新しいスキルや知識はどのように学んでいますか。
毎日通勤中、M&Aに関する書籍やマネジメント、雑談力に関する書籍など幅広く読むようにしています。読みながら気になったワードや面白いと感じた考えなどはメモをして、仕事を始める前にもう一度読み直します。一度読んだだけだと忘れてしまいますが、もう一度読み返すことでしっかり自分のものになっている実感があります。
―上司に言われてグサッときた言葉はありますか。
入社当初は「営業力」だけで突っ走り、1年間成約することができなくて。そんな時に当時の上司に、「お前決まらねえな」と言われまして。それがきっかけでいただいたアドバイスをもとに営業スタイルを変えました。最初にお客様に論点を伝える。そして、お客様がM&Aを実行すべきだと思う理由を明確に伝える。そうすることで、成約できるようになりましたね。
―今後の目標をお願いします。
今年度からチームをまとめる立場になるので、メンバーそれぞれの強みを見極め活かしながら、全員で予算を達成し、グループランキング1位を取りたいですね。
プロフィール
日本M&Aセンター 証券提携1部
宮本 大輔(みやもと・だいすけ)
1992年生まれ、新潟県生まれ、東京都育ち。
青山学院大学卒業後、株式会社キーエンスに入社。固定式バーコードリーダーを扱う部署に4年間在籍し、営業表彰経験あり。2020年4月に日本M&Aセンターに入社。譲渡企業、譲受企業双方をバランスよく担当し、多くの実績を持つ。趣味は仕事と家族、仲間とお酒を呑むこと。