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M&A業界の最後の砦に ~失敗を恐れず、挑戦する~

M&A業界の最後の砦に ~失敗を恐れず、挑戦する~

日本M&Aセンターグループは、「最高のM&Aをより身近に」というパーパス実現に向けて、8つのフィロソフィーを掲げています。

そこで、営業本部をけん引する11チャネルのトップに、「#わたしたちのフィロソフィー」と題し、インタビュー企画を実施しました。

今回は、特務チャネル部長の後藤 俊介(ごとう・しゅんすけ)さんです。

1つとして同じストーリーはない

――はじめに、特務チャネルの役割を教えてください。

さまざまな事情でお相手探しに時間がかかっている譲渡希望企業を成約に導くことが特務チャネルの役割です。部署立ち上げから4年目を迎えてノウハウも蓄積されたことで、成約数も右肩上がりで伸びています。
事業承継問題の1つの解決策としてM&Aニーズが高まる中で、スムーズに成約に至る企業がある一方で、M&Aを希望する企業が増えるということは、その分時間を要するケースが増加する可能性もあります。特務チャネルがM&A業界の「最後の砦」として、責任をもってお相手探しをすることは、リーディングカンパニーである日本M&Aセンターの使命だと考えています。

――後藤さんが、M&A仲介の仕事を選ばれた理由は何ですか。

前職の証券会社で、お客様から後継者不在の話を聞く機会が多くなり、それを解決する1つの手段としてM&A仲介の仕事に興味を持ちました。
M&Aは、どこか機械的かつ机上で物事が決まるイメージがありましたが、実際に働いて感じることは、経営者の“感情”や“相性”が大事だということです。会社対会社、人対人の仕事だからこそ、仲介する私たちも人間性が求められると強く感じています。

――M&A仲介の仕事の価値はどんなところに感じていますか。

M&Aが成約した時には、お客様に感謝いただけて、社会的意義も大きく、そして我々は報酬をいただける。「Win-Win-Win」を実現できることが価値であり、一番の魅力でもあると感じています。
特務チャネルが提案をさせていただく譲受け企業の中には、困っている企業を救いたいという想いでM&Aをご決断いただくケースも少なくありません。1つとして同じストーリーはないことも、この仕事の醍醐味です。

次につながる挑戦に無駄はない

――フィロソフィーの1つ、「失敗を恐れず、挑戦する」はなぜ必要だと思われますか。

挑戦をしないと、成長の種が拾えないからですね。挑戦してたとえ失敗したとしても、次にそれを活かすことができれば成長につながっていきます。
私もかつては無謀な挑戦をしてきましたが、今はある程度のラインを定めた上で挑戦することが多いです。仮説を立ててみたり、小さく検証してみたり、結果が出るまで一定の時間や労力を使うので、いけそうだと思った時に実行します。これは、多くの挑戦をしたからこそ得られた感覚のようなものです。失敗を恐れないことは大事ですが、真逆の方向に進んでしまっては軌道修正が大変なので、6割程度の道筋は立てていますね。

――フィロソフィーの重要性を感じたエピソードを教えてください。

特務チャネルの立ち上げは私にとっては大きな挑戦で、前例のない取り組みでしたので正直うまくいくかどうか不安な気持ちもありました。軌道にのるまでは、失敗も多くありましたが、その1つ1つに無駄なことはなく、前向きな改善につなげてきました。失敗のたびに悩む時間のほうが無駄だと考えています。
例えば特務チャネル内のマッチング部隊である特務支援課では、マッチングの量を増やすためにさまざまな手法を試し、失敗があったからこそ、現在の月数千件にのぼるマッチングの実現につながり、それが成約につながっています。

特務チャネルの場合は、基本的に譲受け企業に対してスポットの提案になります。一度の提案で、いかに譲渡企業の魅力を伝えることができるか。そういう意味では、挑戦する気持ちが大事です。
そして、今の組織体制はもっとよくなると信じています。満足するには早いんです。時代や環境も変化しますので、新たな取り組みは常に考えていかなければいけないと思っています。まだまだ挑戦が続きます。

――後藤さんの、仕事における夢を教えてください。

今以上に成果を出していくことです。5年以内には特務チャネルでの年間成約100件を達成したいと思っています。後継者不在問題を抱える経営者にとっては、長年育ててきた会社やともに会社を創りあげてきた従業員の未来を背負っています。相当な覚悟を持って、私たちに依頼いただいています。その期待を裏切らないために、安心して日本M&Aセンターに任せていただける仕組みをつくっていきたいと考えています。
東京のみならず、今後は他拠点にも組織を広げていきたいですし、私たち特務チャネルの存在価値を高めていくことにもつながっていくと思います。