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できることの150%を出し切る ~お客様に最高の敬意を~

できることの150%を出し切る ~お客様に最高の敬意を~

日本M&Aセンターグループは、「最高のM&Aをより身近に」というパーパス実現に向けて、8つのフィロソフィーを掲げています。

そこで、「#わたしたちのフィロソフィー」と題し、営業本部をけん引する11チャネルのトップにインタビュー企画をお届けいたします。

今回は、メガバンクチャネル部長の角井 隆三(かどい・りゅうぞう)さんです。

中小企業のM&Aは人と人のつながりや気持ちで成り立っている

――はじめに、メガバンクチャネルについて教えてください。

メガバンクチャネルはメガバンクや証券会社など大手金融機関と一緒にM&A業務を行っています。
M&Aを検討する企業が、大手金融機関の口座をもつ企業と提携するメリットはいくつかあると思いますが、その一つに大都市圏の商圏獲得があります。大手金融機関の支店の多くは東名阪(東京、名古屋、大阪)にありますので、同エリアを商圏とする企業とM&Aをすることによって顧客を獲得できます。当社としても、地方創生の観点から、地域に根差して経営する企業に東名阪の新規顧客を開拓する機会として、大手金融機関の顧客企業をご提案できることは、大きな意味を持つと思っています。

――角井さんは前職で大手金融機関に勤めていましたが、どんな経緯で日本M&Aセンターに入社されたのですか。

前職での仕事も充実していましたが、より「国益に敵う仕事がしたい」と思い転職を決意しました。M&A仲介の仕事は「手触り感」が非常にあります。後継者不在企業が譲渡によって存続できれば日本のGDP低下の抑制につながりますし、譲受け企業に対してPMIまでしっかりサポートしてシナジーが発揮できれば1+1が3にも4にもなり、日本経済にプラスの影響を与えるができます。この手触り感が転職動機である「国益に敵う」という点と重なりました。
日本M&Aセンターに興味をもったのは社長(当時)の三宅の著書『みんなを幸せにするM&A』を読んだからです。そこに、「最後の50万円」という話が出てくるのですが、この本の中で三宅は譲受け企業の社長に50万円で譲渡企業に経営者人生の最後にふさわしい上質な机と椅子をプレゼントしてほしいと書いています。譲渡オーナーの最後の花道を飾ることで残された従業員や取引先にM&Aの成功が伝わるというのです。これを読んだ時、中小企業のM&Aというのはこうした人と人のつながりや気持ちで成り立っているのかと驚いたとともに、非常に共感したのを覚えています。

――日本M&Aセンターに入社していかがでしたか。

入社以来、常に感じているのは「自由である」ということですね。「自由」というのは、新しい企画を思いついた時に、本気の提案であれば必ず聞き入れてくれるということです。私も自ら提案してこの部署を立ち上げました。当然、事前に徹底したリサーチを行い、構想を練り上げた上でのことですが、前職に限らず日本の上場企業でここまで自由な会社はないと思います。

お客様に最高の敬意を払うことが次につながる

――フィロソフィーの1つである「お客様に最高の敬意を」はなぜ必要だと思われますか。

当たり前のこと、と言ってしまえばそれまでですが、お客様に最高の敬意を払うことが次につながると思っています。私は部下にお客様と接する姿勢についてよく「リンゴの木の話」をします。リンゴをお客様に見立てた話なのですが、私たちはリンゴの実を得るために、様々なお世話をします。肥料を与えて、水を与えて、寒ければ藁を巻く、実が十分に赤くなるまで傷がつかないように袋をかける。そうしてようやくリンゴが収穫の時を迎えるわけですが、そこで自らもいでしまう人がいる。するとリンゴの木に傷が残ってしまいます。そうではなくて、丁寧にリンゴの木を育てることにだけ腐心していれば、リンゴの木が良質な実をその人の掌に落としてくれる。さらに木に傷がつかなければ、また次の実をつけてくれる。これはお客様に最高の敬意を払うことの本質を突いた話だと思います。
リンゴが落ちてこなくても恨んではいけません。なぜなら、それはその人のリンゴに対する敬意の払い方が足りなかったから。自分ができることの150%を出し切ることこそが、最高の仕事につながっていきます。

――最高の敬意を払うために意識していることはありますか。

お客様に多くの選択肢を提示することでしょうか。譲渡企業に対しては、よりたくさんの案件を提案することを意識します。選択肢がたくさんあれば納得感をもってお客様も選択できます。その納得感をいかに醸成できるかは常に意識していますね。