持病の発覚から合併症を患ったことを機に転職活動を行い、2024年8月に日本M&Aセンターに入社したドキュメント管理部 文書管理課 須山 博彰さん。初めて挑戦する業界、そして初めての事務職でありながらも、高い志を持ち日々業務改善に取り組んでいます。入社のきっかけや障がいに関する考え方を聞きました。
―日本M&Aセンターへの入社のきっかけを教えてください。
個人事業主として軽貨物輸送業で運転の仕事をしていましたが、糖尿病の持病が発覚し、同時に合併症によって視野の6割を欠損しました。運転の仕事は好きでしたが、諦めざるを得なくなり廃業しました。
デスクワークの仕事を中心に転職先を探している中で、転職エージェントから紹介されたのが障がい者雇用を積極的に行っている日本M&Aセンターでした。M&Aという言葉とは程遠い世界で生きてきましたが、紹介していただいたことをきっかけにM&Aに興味を持つようになりました。より詳しく調べる中で、成約式に出席された方々の写真を見ました。素敵な笑顔が印象に残り、日本M&Aセンターのフィロソフィー・理念も私自身の考え方と通ずるところが多いと気づきました。こんな笑顔を作り出せるM&Aの世界に少しでも関わって、貢献できたらどんなにいいかという思いが湧き、入社を決意しました。
―入社後の印象をお聞かせください。
最前線で働くM&Aコンサルタントの数の多さに驚いたとともに、外国語が飛び交う環境にも驚きました。日本M&Aセンターという社名ですが、日本だけではなく海外にもビジネスを展開するグローバルな会社だと思ったのが最初の印象です。
―現在の業務内容を教えてください。
契約書などの書類の管理業務や売り上げに関わる書類のチェック業務を担当しています。日本M&Aセンターでは、全ての関係者に対して万全を期してM&Aを提供するために様々な書類が存在しており、そのどれかひとつでも欠けたり、紛失したりしてはならないため日々慎重に扱いながら管理を行っています。私は視野が狭く、作業に時間がかかってしまうこともありますが、丁寧に仕事を教えてくれるメンターや上司もおり、サポートを得ながら日々仕事に取り組んでいます。
また、違う部署の様々な社員の方とコミュニケーションを取る機会がありますが、連携を取るための社内インフラも整備されていて、とても働きやすい環境です。
―仕事をする上で心掛けていることはありますか。
初めての業界で、様々な書類を扱うので自分の経験でカバーできないこともたくさんあります。わからないときは必ず周りを頼るようにしています。また、ミーティング等では積極的に提案し、受け身ではなく自ら取り組む姿勢を伝えるようにしています。そして当然かもしれませんが、日々感謝の気持ちを伝えるようにしています。そうした日々の積み重ねで、より良い環境が生まれると思うんです。
―入社して障がいに関する考え方に変化はありましたか。
社員の方と関わる中で、自ら障がいに関して打ち明ける機会が増えましたが、理解を示してくれる人ばかりでした。障がいの有無にかかわらず、私自身をしっかり見てくれて「この人なら業務を任せても大丈夫だろう」と信頼してくれる方が多く、挑戦を応援してもらえる風土だと感じています。
―当社で働くことでご自身のキャリアはどのように広がっていくと思いますか。
まだ入社して半年で、M&Aは未知の領域でしたが着実に知識を身につけることができています。並行して、当社で採用しているシステムの改修に関わる勉強をしており、高難度の社内資格にも挑戦中です。
―これから入社を考えている人にメッセージをお願いします。
目が見えづらくなったとき、これからどうしていけばいいのか深く絶望しました。当社に入社した際も不安な気持ちが大きかったですが、ここまでやってこられたのは周りからのサポートがあったからです。障がい者であろうとなかろうと、最初は期待と不安が入り交じるとは思いますが、倒れそうになっても支えてくれる環境が日本M&Aセンターにはあるので、ぜひ挑戦してほしいです。
―今後の目標を教えてください。
文書管理課として、ミスなく仕事をこなすということはもちろんですが、今後のキャリアに活かせる資格取得に挑戦し、業務改善にも取り組んでいきたいです。文書管理課という枠を超えて多岐にわたって、会社を支えられるような存在になりたいです。
プロフィール
日本M&Aセンター ドキュメント管理部 文書管理課
須山 博彰(すやま・ひろあき)
1992年生まれ、千葉県出身。
軽貨物輸送業経て、2024年8月に日本M&Aセンター入社。
ドキュメント管理部 文書管理課にて、契約書などの書類の管理業務や売り上げに関わる書類のチェック業務を担当。趣味は旅行や読書。