
ITベンチャーを経て、2022年9月に日本M&Aセンターに入社した人材戦略部 キャリア戦略人事課 土田 怜奈さん。入社3年目の2025年度には、社内ピッチイベント「最高の会社案内AWARD」での優勝や、プライベートで出場した「第18回くにまもり演説大会」の本戦出場などの活動が評価され、日本M&Aセンター社員でその年にM&Aの普及・啓発に最も貢献した社員に贈られる「M&Aピーアール大賞」を受賞しました。土田さんに、挑戦し続ける理由や人前で話す際に大切にしていることを聞きました。
※所属・肩書等は取材当時。
―M&Aピーアール大賞を受賞したときの率直な感想を教えてください。
シンプルに嬉しかったです。今回の表彰は、社外で取り組んできたことも評価いただけた点が特に印象的で、自信にもつながりました。受賞の連絡は前日にいただいていたのですが、当日の朝に気づきまして。「登壇してください」と書かれているのを会社で見て、一気に緊張しましたし、登壇を意識した服装で出社していなかったので少し戸惑いました(笑)。それでも、自分の取り組みを評価していただけたことは、これからの仕事にも大きな意味があると感じています。

―「第18回くにまもり演説大会」に参加されましたが、演説大会に挑戦しようと思ったきっかけは何でしょうか。
3年前に友人に誘われて見に行ったことがきっかけです。そのときは、参加者の志の高さに圧倒されてしまって、「自分にはこういう想いはない」と感じましたが、同時に、「自分の仕事や取り組みに誇りを持てる人って素敵だな」とも思いました。
当時は転職したばかりだったので、「いつか自分も今の仕事を語れるようになりたい」と思ったのが挑戦の始まりです。それ以降、毎年応募を続けて、今回やっと1,958名の中から最終選考まで進むことができました。

―なぜそこまで挑戦を続けてきたのでしょうか。
自分の仕事と想いがつながっている状態に憧れがあったからです。大会に出ている方々は、それぞれの仕事に誇りを持ち、それを自分の言葉で表現していました。
また、M&Aという仕事をもっと知ってもらいたいという想いもありました。実際、転職したときに周囲でこの業界を知っている人は多くありませんでした。だからこそ、意欲的な方が集まる場で発信することで、この仕事の価値を伝えられるのではないかと思い、挑戦を続けてきました。
―ご自身の価値観に影響を与えた方はいますか。
両親です。父が経営者、母が元バスケットボール選手で、“自分の選択に責任を持つこと”が強く求められる環境で育ちました。父は論理的な人で、「なぜそれをやるのか」を必ず問うタイプです。進学や習い事についても理由を説明する必要があり、習い事を増やすときには父にプレゼンをするのがルールでした。
一方、母は体育会系で、いわゆる「気合いと根性」タイプです (笑) 。「病は気から!」といった言葉も良く口にしていましたが、同時に勉強熱心で、複数の資格勉強に取り組み、今年は行政書士にも合格しました。そうした両親の影響から、「自分で考えて決めること」と「決めたことをやり切ること」が自然と身についたと思います。
―印象に残っているご両親の言葉はありますか。
父からよく言われていたのは、「チャンスの神様は前髪しかない」という言葉です。チャンスは一瞬で過ぎてしまうから、来たときにすぐ掴めるよう準備しておくべき、という意味です。また、「今はゴールではなくスタート地点だ」という言葉も印象に残っています。何かを達成したときほど、この言葉をかけられていました。こうした言葉が、挑戦を続ける姿勢や現状に満足しない価値観につながっていると思います。

―日本M&Aセンターへの転職を決意した背景について教えてください。
前職では長時間働いても、「自分の仕事が本当に誰かの役に立っているのか分からない」という感覚がありました。その経験を通じて、「自分が心から良いと信じられる仕事がしたい」と強く思うようになりました。会社にも社会にも価値のある仕事に関わりたいという想いが、今のキャリアの軸になっています。
―人前で話す際に大切にしていることはありますか。
「誰か一人にでも届くこと」です。全員に同じように伝えることは難しいと思うので、「一人でも何かを感じて、行動につながれば良い」という想いで話しています。また、こうした発信の土台には、社会人になってから継続して通っているビジネススクールでの学びも大きく影響していると感じています。スピーチやプレゼンテーションのトレーニングを受ける中で、自分の話し方を録音して客観的に振り返ったり、第三者からフィードバックをもらったりする機会が多くありました。そうした積み重ねによって、声の出し方や話すテンポ、伝え方の工夫などを意識できるようになり、「どうすれば相手に届くか」を考えて話す習慣が身についたと思います。今でも継続して学びながら、自分自身の伝える力を磨いています。
―今後の目標を教えてください。
もっと「良い人事」になりたいです。今は採用が中心ですが、人事の役割はそれだけではありません。入社後に活躍できる仕組みを作ることや、長く働ける環境づくりなど、人事として関われる領域は幅広くあります。今後は労務や制度設計にも領域を広げて、自分にできることを増やしていきたいです。採用という入り口だけでなく、その先の活躍まで支えられる人事になることが目標です。

プロフィール
日本M&Aセンター 人材戦略部 キャリア戦略人事課
土田 怜奈(つちだ・れいな)
秋田大学卒業後、ITベンチャー企業での人事兼営業として幅広い業務を経験。様々な人の人生の岐路に関わる採用業務に魅力を感じ、2022年より日本M&Aセンターに人事として入社。中途採用担当者として、面接、説明会、研修サポートなど採用関連業務を幅広く行う。



