600名超の日本M&Aセンターのコンサルタントの中で、ヘルスケアチャネル 医療介護支援部の吉田稔(よしだ・みのる)さんが2024年度上半期のMVPを受賞。吉田さんにとって3度目(3回連続)となるMVPとなりました。
成果を出し続ける秘訣やM&Aコンサルタントとして目指す今後の展望を聞きました。
――上半期MVPおめでとうございます!
本当に嬉しいですね。ただ、受賞できた喜びと同時に継続するプレッシャーも強く感じているところです。とはいえMVPを継続して獲得するという高い目標があったほうが、モチベーションも上がります。
――今期に入り、行動や考え方など変えた部分はありますか。
“変えない”ことを意識していました。これまでもMVPの受賞をゴールとせず、すぐに気持ちを切り替えて新たな目標を掲げることを心掛けてきました。
――成果を出すためにやっていることはありますか。
「顧客満足の追求」を常に考えています。私はとても心配症で気が小さいんです。相手がどんな心境で、どんなことを考えているのかをすごく気にしてしまう性格で、昔から相手に喜んでもらえることを考えて行動してきました。仮に、私が成果を求めるがあまり自利を優先し、結果的にお客様が不満を抱えている状態では、その成果に一切満足感を得ることができません。
顧客満足を最優先に考えた結果が業績に繋がり、会社や株主の利益にも繋がる状況が理想です。目の前のお客様だけではなく、会社の成長とともに、未来にM&Aを必要とする潜在的なお客様を一人でも多く支援し続けることが日本M&Aセンターの責務だと考えています。日本M&Aセンターが支援するM&Aはお客様にとって有益で、安心安全なものだと確信しているからこそ、今後もより多くの経営者に当社のサービスを届け続けたいのです。
そして、お客様にとってM&Aを実行することが幸せにつながるか否かを常に判断の軸にしています。例えば、成約の間際まで検討が進行している場合でも、生じた論点がお客様にとって期待していた未来との乖離を生む場合には、強引な決断を止めて徹底的に協議することもあります。お客様が真に求めているものに対して私たちが提供するサービスがその役割を果たせるかどうかを考えるようにしています。
――ほかに意識しているポイントはありますか。
未来の先読みを心掛けています。お客様が日本M&Aセンターとアドバイザリー契約をご締結いただく際は、M&Aを行うことによって変化する未来を期待し、それを実現したいという想いを抱いていらっしゃいます。つまり、初期的な面談時には、M&Aを行うことで期待できる未来を、いかにイメージしていただけるかが重要だと考えています。
未来に期待を持ち当社とアドバイザリー契約を締結いただいたにも関わらず検討途中で破断になる主な理由は、お客様が思い描いた未来と現実との乖離によるものです。よって、今後生じる可能性がある論点を予めお伝えすることや、検討中に労力を使うデューデリジェンス(企業調査)など、お客様からすると煩わしく感じてしまうことは、先に丁寧に伝えます。乖離をなくすための準備を徹底して行い、どれだけ先を予測して話ができているかどうかで結果も変わってくると思います。
未来を先読みするために、当社のこれまでの実績は非常に効果的ですね。当社は4年連続のギネス世界記録(TM)(M&Aフィナンシャルアドバイザリー業務の最多取り扱い企業(2020年から2023年))の認定を受けている点からも、中堅・中小企業のM&Aにおける成約事例も失敗事例も世界一多くの事例を持っている会社だと思うので、それらの事例からの学びをお客様へ提供することで、M&Aの成功に導く可能性が高まります。この点は、当社の強みではないでしょうか。
――社内表彰式で全社員の前で、さらに大きな目標を達成することを宣言されましたね。
自分自身の覚悟を持つために発信しました。今の自分を形成しているのは仕事、プライベート問わず、関わってきてくれたすべての方々のおかげです。仕事においては、お客様へは当然のこと、会社や株主に対して、最大限貢献することを考えています。営業職がわかりやすく貢献できるものは顧客満足度の高い仕事をした上での売上だと考えているので、目標を高く設定することは大事だと考えています。
――最後に、今後の目標を教えてください。
M&Aコンサルタントとして、さらに成長していきたいと考えております。成約件数も卓越塾(4年目以降の中堅層プレイヤーの選抜研修で、社内で最も成約している社員)の上位を狙う件数を目指していきたいと思います。医療・介護業界のM&Aといえば吉田稔という信頼を確立して、より多くのお客様に貢献できるよう振り子を振り切ってやっていきます!
プロフィール
日本M&Aセンター
ヘルスケアチャネル医療介護支援部 吉田 稔(よしだ・みのる)
2021年8月入社
医療業界で10年務めたのち、日本M&Aセンターに入社。
入社以来、医療法人のM&Aに携わり多くの成約に導く。