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日本初の取り組み! 十六FGとの合弁会社「NOBUNAGAサクセション」ってどうですか?

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日本初の取り組み! 十六FGとの合弁会社「NOBUNAGAサクセション」ってどうですか?

左から大栗 稔也さん、村上 由佳さん、丹羽 祐介さん

岐阜市に居を構える十六フィナンシャルグループと、日本M&Aセンターグループの合弁会社であるNOBUNAGAサクセションは、地域企業の経営承継問題の解決に貢献し地域経済の持続的成長を支援することを目的に、2023年7月、事業を開始しました。地域金融機関とM&A仲介会社による経営承継支援に関する合弁事業は日本初の試みです。現在は岐阜県と愛知県を中心に事業を行っており、メディアなどにも多数取り上げられています。

今回は、日本M&Aセンターから出向中の3名に「NOBUNAGAサクセションの今」を聞きました。

銀行が長年築いてきた信頼があるからこそ出会えるお客様

―現在の業務について教えてください。

大栗:NOBUNAGAサクセションは、2023年7月に13名の体制でスタートしました。NOBUNAGAサクセションとして、十六銀行の支店がある場所は全てカバーしており、エリアでいうと愛知県全域と、岐阜県全域、それから三重県北部。東京と大阪にも支店があります。

よく聞かれるのですが、社名の由来は、岐阜にゆかりのある戦国武将 織田信長の「NOBUNAGA」を冠することで、この地域を代表する経営継承(M&A)支援会社として、経営者の思いをつなぎ(Succession)、未来をつくる会社にしたいという願いを込めたところからきています。十六フィナンシャルグループ傘下には、ほかにもNOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社といった会社があります。

半年経った現在、日本M&Aセンターからの出向者は5名から7名に、NOBUNAGAサクセション全体も17名へと増えています。日本M&Aセンターでは、仲介をするにあたり、譲渡企業と譲受け企業で担当が分かれていますが、会社がスタートして間もない今は、メンバー全員が譲渡企業・譲受け企業双方のコンサルティングを担当しています。

長くその地域に根付き地域を支えているような会社にも、銀行が長年築いてきた信頼があるからこそ会っていただけます。十六銀行は約150支店あり、店舗網の細かさもあって、東京や名古屋からだと交通面で訪問しにくい会社にも支店を通じてコンタクトすることが可能です。

村上:私はコンサルタント業務に加えて、Salesforceなどの社内基幹システムを充実させる業務も行っています。自分の業務がダイレクトに会社の成長につながる点に魅力を感じています。日本M&Aセンターのシステムが充実しているからこそ、目指す先も明確です。スタートしたばかりで規模も小さいので、すぐに経営層に話ができる環境もいいですね。

―NOBUNAGAサクセションへ行かれる前、皆様は日本M&Aセンターでどのような仕事をしていましたか。

丹羽:2021年3月に日本M&Aセンターに入社し、東京の事業法人部に2年いて、譲受け企業を担当していました。NOBUNAGAサクセションへの出向前は中部地域金融部に3ヶ月間所属しました。

大栗:私は2021年12月に入社し、そこから2023年の3月まで、西日本事業法人部に所属し、同じく出向前に中部金融部に所属しました。どちらの部署でも、譲受け企業を担当していました。

村上: 2022年の1月に、会計コンシェルジュとして中部会計事務所部に入りました。会計コンシェルジュは、会計事務所と連携して、M&Aのニーズを開拓していくことが主なミッションです。

その後、2022年の10月に中部支社付きに異動になり、他部署の方に同行して案件の勉強をしたり、Salesforce活用に関する社内資格を取得したりして、NOBUNAGAサクセションでの業務に向けた準備をしました。

新しい試みにスタートから携われるうれしさ、会社規模のプロジェクトに携わるやりがい

―出向が決まったときのお気持ちはいかがでしたか。

丹羽:大きなチャンスをいただいたと思いました。元々挑戦することが好きですし、新しい試みにスタートから携われることは素直に嬉しかったです。初期メンバーの重要性も理解していたので、「やってやるぞ」という気持ちでした。

大栗:十六フィナンシャルグループとの合弁会社設立という会社規模のプロジェクトに一から携わるという経験は、なかなかできることではないので、シンプルに嬉しくやりがいを感じました。ただ、実は私新卒で十六銀行に入社し5年間お世話になっていたこともあり、再度受け入れていただけるのかという点で、少し不安は感じていました。昔お世話になっていたこともあり、やりづらさやギャップはなかったですが、同じ会社でも違う業務をするのは新鮮ですね。

村上:出向に関して、まったく迷いがなかったわけではないです。ちょうどコンサルタントとしてスタートを切るタイミングでしたので、環境を変えることに不安もありました。しかし、十六銀行の方々と関わる中で、せっかくであれば合弁会社で皆さんと頑張ってみたいと思い、出向を決断しました。

“違い”も乗り越え、シナジーを生み出す

―苦労されたことはありますか。

丹羽:十六銀行の文化と日本M&Aセンターの文化の違いにはまだ慣れていないですね。日本M&Aセンターでは、社内システムのSalesforceで申請など全てが完結しますが、十六銀行は、申請を上げる際、紙で提出します。考え方ひとつとっても、銀行はディフェンスから考えますが、日本M&Aセンターはオフェンスに力を入れています。意識をどこに持っていくか、日々気を付けて活動しています。

村上:お客様と接する上で、振る舞いや言葉の選び方には気を遣っています。支店の方々のお客様に対する想いは常々感じていますし、十六フィナンシャルグループの看板を背負って訪問しているということは忘れないようにしています。

また、私はNOBUNAGAサクセションにSalesforceを導入するミッションをもっていますが、十六フィナンシャルグループにはないシステムだったので、それをわかりやすく銀行に伝え、ご理解いただく苦労もありました。

―働く上で大切にされていることはありますか。

丹羽:前職が生命保険会社で、約10年営業として働いていて、働く=稼ぐという価値観で20代から30代前半を過ごしてきました。これは日本M&Aセンターに転職した理由にもなりますが、個人で稼ぐだけでなく、人を巻き込んで何かを成し遂げるマネジメントのフェーズに進みたいと思っています。今は、将来的に自分の挑戦したいポジションを見据えて、周りにも目を配りながら積極的にメンバーとコミュニケーションをとるようにしています。

―今後の目標を教えてください。

丹羽:1月から新しいメンバーが3名増えました。まだまだ大きなチャレンジの途中ですが、皆さんに胸を張ってお伝えできるくらいの成果を出したいですね。

大栗:地域密着のM&A専業会社で働いているので、地元メディアに掲載されるような話題性のあるM&Aを手がけたいです。

村上:私は、NOBUNAGAサクセションで初成約を迎えたいです。また、今三河エリアを担当しているので、三河エリアの全7支店から、来年度受託を出したいです。


―スタートして約半年、これからもさまざまな変化を見せてくれるであろうNOBUNAGAサクセションから目が離せなさそうです!

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