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徹底して成約に向き合うためのマイルール「こだわりの全てはお客様のため」。会計事務所からバトンズへ転職し、M&A後の事業成長が当たり前になる世界を創る。

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徹底して成約に向き合うためのマイルール「こだわりの全てはお客様のため」。会計事務所からバトンズへ転職し、M&A後の事業成長が当たり前になる世界を創る。

2022年2月に会計事務所からバトンズへ転職。会社や事業の譲渡を考えるユーザーの第一窓口として、バトンズでは年間最多となる71組、142件のM&A成約の実績を2022年度に達成し、社内表彰を受けました。インタビューでは川村悠大がユーザーの成約にかける想いの根源に迫ります。

大学時代からM&Aの領域に興味をお持ちだったのですか?

私が生まれる前から、祖父が仙台で引っ越し屋を営んでいました。家族ぐるみの経営で、忙しい時には母も手伝いにいくくらい。私もよく手伝わせてもらっていましたね。そんな中で、私が中学生の時に祖父から父へ会社が親族内承継(​​経営者が自分の親族に会社を引き継ぐこと)されました。父はそのタイミングを好機と考えて、かなりドラスティックな経営改革に乗り出したんです。結果的にその改革はとても成功して、業績も伸び、従業員の働き方なども大きく改善されました。代替わりのタイミングだからこそ上手くいったと思うし、このタイミングを逃さずに企業がみんな良い方向に変わっていけば、日本はもっと良くなる。

幼少期の川村とご家族

当時は「代表が変わるタイミングって面白い。色々変えちゃえ!ができるんだな!」くらいに思っていましたが、年齢を重ねるうちに大学で経営を学んだり、後継者不足が社会的に問題としてあげられているのを知ったりすることで、どうすれば事業承継後に会社が成長できるのかというテーマに強い関心を持つようになりました。そこから卒業論文のテーマ設定はPMI(M&A後に行われる統合プロセス)にして、当時はスモールM&AのPMIについて書かれた本などはないので大企業向けのものを参考にしながら仕上げていきました。M&A後の統合に成功している企業はわずか37%。こんなにも上手くいかないのか、と驚き、さらに深くまで調査をしていきましたね。

新卒では会計事務所に就職されましたね。印象的な出来事はありましたか?

実は就職活動はほとんどしておらず、インターン先だった会計事務所に入所しました。大学卒業間際には週4〜5日出社して、卒業論文を書きながらM&Aの実務も直近で見られてとても貴重な経験になりました。一緒に働いていた方々もとても魅力的でした。何十年もM&Aの仲介に携わられていたり、ニュースになるような大きな企業のM&Aを支援する方もいて、多くのことを学ばせていただきました。

前職で名刺交換すら初めてでしたから、私に取っては全てが刺激的でした。都内でミシュランの星を取っているような飲食店さんのIM(Information Memorundom|企業や事業の情報が記載された資料)を作成する経験をしましたし、大きな企業と企業の「ピリッ」としたトップ面談に同席したときには、あまりの緊張感に息をするのを忘れるほどでした。「これが仕事かぁ」って思いましたね。

転職を考えたきっかけは何かありましたか?

M&Aアドバイザーはやはり優秀な方が多く、転職や独立、上場企業の取締役への就任など理由は様々なのですが、上司となるM&Aアドバイザーが離職してしまったんです。組織上、M&Aをやるチームと税理士法人という形で別れていたので、上司が退職したあとは税理士法人へ異動になり、月次の仕訳をひたすらやる。そうしているうちに、メディア事業が始まって、1日中動画の編集をやる、と仕事がどんどん変わっていきました。新しいことをしていくのは楽しくはありました。ウェビナーをやるために設営スタジオの設備を揃えたり、YouTubeを見ながら動画編集を学んだりしたことは経験にはなりましたが、やっぱり私はM&Aに関わる企業支援を仕事にしたい。やりたいことと違うな、って思ってしまったんです。

バトンズを知ったきっかけは?選考はどんな感じでしたか?

セミナーへ登壇する取締役CSOの鈴木

バトンズへ入社したあとはどうでしたか?

2022年2月に入社した当初は、日本M&Aセンターの片隅を間借りしているような状態でした。今は築地へ移転して綺麗なオフィスで業務ができていますが、当時は移転の準備をしている段階で社員数に比して座席数が足りない状態でした。フリーアドレスや在宅勤務をうまく活用してやりくりしている姿にベンチャースピリットを感じましたね。同世代の方も多いし、サバイバル感があってとても楽しかったです。あとは、IT企業のイメージがすごく強かったのですが意外と人の手をしっかり介して血の通ったサービスを提供しており、いい意味で期待を裏切られました。今となっては、こうして人がしっかりサポートするからこそ、バトンズは成約できるプラットフォームなんだろうなと思います。

ご自身のキャリアの中で潮目が変わった瞬間を感じる出来事はありましたか?

3回ありました。一度目は、入社してすぐの頃でした。秋田の縫製工場である「株式会社秋田イマイ」様を成約支援した時です。当初、苦しい経営状況が続いており精神的にも体力的にも限界なので早く会社を譲りたいとご相談いただきました。悩まれる社長様に共感してしまい、私まで半泣きになってしまいましたね。「こういう会社こそ救ってあげたい」と思い、秋田を本拠地にされるGSPartners税理士法人様とタッグを組んで支援し、結果的に約1年ほどかけてご成約までサポートできました。社長様から何度も「川村さん、ありがとう。」とおっしゃっていただき、自分の中で情熱のスイッチが入った瞬間でした。
◾️創業45年!秋田の縫製工場が歩んだ歴史と、会社譲渡までの2年に及ぶ軌跡

二度目は、2022年6月〜7月にかけての時期です。会社を譲渡されたい方をサポートする部署がちょうど軌道に乗りかけ、対応するお客様が爆発的に増えていきました。まだ部署は、篠原さん・大石さん・亀岡さんと私の4人。1週間で、1人最大31面談という怒涛のフェーズでした。1日6面談すると、夜には喉がガラガラになり声がでなくなってきます。体力的には大変な時期でしたが、今思うとバトンズでしかできない経験で、とても鍛えられた時期だったと感じています。M&Aの仲介会社に務める大学の友人もいるのですが、同じ社会人2年目でこれだけ多くの人数の経営者と会社の根幹に触れるお話ができたと話したらとても驚かれました。

左から、篠原、川村、大石

三度目は、そんな怒涛のフェーズを生き抜いた結果、バトンズでは年間最多となる71組、142件のM&A成約を支援して社内表彰を受けたときです。それまでは正直、組織に貢献しようなどの視点は持っていなくて、文字通り目の前のことにひたすら追われていました。でも、振り返ってみたらすごくたくさんのユーザーの支援ができていて、私が評価されたことは嬉しかったですが、それよりも「バトンズってすごいな」って思いました。お客様に本当に貢献できている。そこからは、目の前の面談をどうするとかではなくて、どうしたら組織としてもっと成約を増やせるのかという視点になりました。表彰されると、チームのみんなからどうやってそんなに成約支援をしているのか質問してもらえるようになるんですよね。私としては特別なことは何もしていなくて、入社した時に篠原さんから教えてもらったことを愚直に守り続けてきただけ。あとはすぐに電話する、とかですかね。お客様のために、当たり前のことを当たり前にやり続けてきました。まだ成約を爆発的に増やす手立てまでは見つかっていないのですが、バトンズというチームで1件でも多く成約支援をしていくための仕組みを科学し続けたいです。

全社表彰を受ける川村

川村さんは、今の成約サポートグループをどんなチームだと感じていますか?

月並みですが、いいチームだなと思います。会社や事業を譲渡する方に寄り添うグループなので、優しい人、人の心に寄り添える人で構成されています。会社の譲渡に関わる上では会計などの幅広い知識も必要なので勉強熱心な人が多いのも特徴です。チームのみなさんから良いところを吸収し、お互いに成長しあえるところは魅力ですね。

2023年4月の組織編成で、入社からずっとお世話になっていた篠原さんと大石さんとチームが完全に別れました。1年以上、ずっと同じチームで手取り足取り仕事を教えてもらっていたのでちょっと寂しい気持ちですが、巣立ちの時なのかな、とも感じています。今は新しく入社してきた方も増えて、私が教える側の立場にもなってきました。良い方が多いので、私の方が年下でも親身にアドバイスを受け取ってくれる方ばかりなので助けられています。

人を教える立場になって初めて気付いたこともたくさんありました。特に、会計・税務・労務・法務等の幅広い知識が重要で、この仕事をやっていると知っていて当たり前、という気持ちになってしまいます。でも入社したばかりの方はこれから勉強していくんですよね。同時に、いつも対峙しているお客様も、もしかしたら分からないのかもしれないな、とこれまでよりさらに、丁寧な言葉選びや分かりやすい説明に努めようと考える機会になりました。そして、チームで当たり前の水準を高めていかなければならないという視点も得ることができたので、人に教えることで私自身の成長にも繋がっていて、ありがたいなと思っています。急成長中の会社に身を置くからこそ、他で働くよりも5年くらい早く味わえる経験なのかな、なんて。

左から、横堀、川村、亀岡

川村さんが仕事をする上で大事にしていることや目指す姿を教えてください。

私はこだわりがとても強いです。細かいことですが、週末は必ず爪を切って磨きますし、スーツは常にアイロンをかけて綺麗な状態を保ちます。髪は2週間に一度切って、革靴は月に一度、本格的に磨きます。これは全てお客様から信頼いただくために自分で決めたルールなのですが、今ではこうした自分の中での当たり前を徹底的に守っていくことが気分的にしっくりくるようになりました。

元々、学生時代に夢見ていたのは何十億ものお金を動かすキラキラしたM&Aアドバイザーでした。すごくかっこいいと思ってた。でも、今はちょっと違います。日本企業の後継者不足を理由にした廃業は、このままでは歯止めが効かなくなります。だから私が目指しているのは誰よりも多くの会社や事業のM&Aを成約させるアドバイザーです。そして、成約した以上は、会社や事業を譲り受けた側にも成功してもらいたい。バトンズではこれから中小企業庁のプロジェクトである「令和4年度補正中小企業活性化・事業承継総合支援事業(小規模案件におけるPMI支援実証事業)」を進めていきます。まさに私がやりたかった領域の仕事に関われる機会がやっと来ました。

多くの企業のM&A支援ができるようになった後に求められるのは、M&A後の経営を後押しするPMI。バトンズはM&Aのインフラとして次の挑戦を始めていきますし、私自身もバトンズと一緒になって理想を追い求めて行けることにワクワクしています。

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BATONZ noteより転載徹底して成約に向き合うためのマイルール「こだわりの全てはお客様のため」。会計事務所からバトンズへ転職し、M&A後の事業成長が当たり前になる世界を創る。

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