2022年10月、「育児・介護休業法」が改正されたことを機に、男性の育児休業取得推進を目的とした「産後パパ育休(出生時育児休業)」制度が新設されました。2020年度に0%(!)だった男性の育休取得率が、2022年度には22%までアップした日本M&Aセンターグループで、育休を取得した男性社員2名に体験談をインタビューしました。
前職の監査法人で男性の育休取得者が多く、取得が当たり前とされていた環境に身を置いていた経験があり、私自身も妻の妊娠が判明したころから取得しようと決めていました。貴重な時期を大切にし、自分の子どもは自分の手でしっかり育てたいという思いも強く持っていました。
2022年6月に第一子の長男が生まれ、退院後と、妻の復職のタイミングに合わせて育休を取得しました。
授乳以外のことはすべて対応していました。睡眠不足ではありましたが、自分の子どものためだと思うと大きなストレスを感じることもなく、順調で楽しかったですね!妻は出産がハードだったので産後の負担を減らせたのが何よりよかったですし、スタートの段階から積極的に何でもやっていたので子ども関連で「できないこと」がなくなりました。子どもの成長スピードはすさまじく、それを間近で体感できた時間でした。
妻は自営業ということもあり、生後4か月ごろには復職し、子どもは保育園に預けています。私はフレックス制度なども活用しながら、妻と協力して育児に取り組んでいます。
迷っているなら取得しないという選択肢はないと思います。長期間まとめて休むのが難しければ、サポートが必要なタイミングで2回に分けての取得もおすすめです!
家族のサポートが必要なタイミングに合わせて、産後パパ育休・育休の分割取得がおすすめ!
生まれる前から知識として産後の妻のダメージと子育ての大変さをわかってはいたので、取得するつもりで計画していました。情報収集をしていると、2022年10月に「産後パパ育休」という新制度が始まったことを知り、タイミングもよかったですね。10月3日に長女が生まれ、有給休暇と育児休暇を組み合わせて約1か月のお休みをいただきました。
家事は基本全部引き受けてサポートに徹しました。夜は3時間おきの授乳が必要で準備も含めるとほとんど寝られずすごく大変で。沐浴も最初は嫌がっていたので、大人が2人いなければ成り立たなかったと思います。
今のところ具体的な予定はありませんが、妻の職場復帰のタイミングなど環境が変化するタイミングに備えて「お守り」にはなると思っています。
最初の1か月は変化がめまぐるしく、間近で成長を見ることができたのは貴重な経験になりました。長い職業人生の中で考えればたった1か月ですが、すごく大きな意味を持つ時間になりました!
2022年11月21日の朝日新聞「産後パパ育休」特集に日本M&Aセンターの取り組みが掲載され、一色さんにご自身の経験談をお話しいただきました。