
アトツギが既存の経営資源を生かした新規事業を競うピッチイベント第6回「アトツギ甲子園」(中小企業庁主催)の決勝大会が2026年2月末、東京都内で開催されました。全国から選ばれた18名のファイナリストが、家業の未来を背負って熱のこもったプレゼンテーションを披露。会場は期待と緊張が入り混じる独特の空気に包まれ、応援団の声援とともに白熱した戦いが繰り広げられました。
アトツギ甲子園は、39歳以下の中小企業の後継者・後継者候補(アトツギ)が既存の経営資源を活かした新規事業アイディアを発表するピッチイベントです。早期の事業承継と、事業承継を契機とした企業成長を目的に、中小企業庁の主催で毎年開催されています。
今年の第6回大会には、全国から過去最多となる225名がエントリー。これまでの開催で培われてきたコミュニティの広がりと、若いアトツギたちの挑戦意欲の高まりが数字にも表れていました。2026年1月より順次実施された全国6ブロックでの地方予選大会を勝ち抜いた18名が決勝大会のステージに立ちました。
日本M&Aセンターでは、第5回大会に続き2年連続でゴールドスポンサーとしてアトツギ甲子園を応援しています。未来を担うアトツギの挑戦を後押しすることで、地方創生ひいては日本創生の実現を目指しています。
決勝大会では、ピッチの合間に拍手と声援が飛び交い、アトツギ同士のつながりや地域の期待感が会場全体に満ちていました。その中で、日本M&Aセンターが授与する企業特別賞「地方創生賞」に輝いたのが、沖縄県・日本バイオテック 外間 椿さんです。外間さんは、規格外の海ぶどうを海藻由来の美容原料として活用し、BtoBで海外市場展開を目指すという事業構想を披露。沖縄ならではの未活用資源に新たな価値を見出し、美容マーケットという成長分野へつなげるという目の付け所や、10代の若い後継者が世界を視野に挑戦する前向きな姿勢を高く評価しました。さらに外間さんは、中小企業庁長官賞・オーディエンス賞も受賞し、史上初の3冠を達成しました。

18名のファイナリストは、家業の既存の技術、伝統、素材をアトツギならではの視点で見直し、社会課題や市場の変化をとらえながら新たな価値を生み出そうとする姿勢が際立っていました。各賞の受賞者は以下の通りです。

経済産業大臣賞
山梨県/有限会社モールドモデル/佐藤 賢さん
中小企業庁長官賞
沖縄県/株式会社バイオテック/外間 椿さん
イノベーション・環境局長賞
山形県/株式会社髙梨製作所/髙梨 直人さん
優秀賞
愛知県/有限会社稲垣石材店/稲垣 遼太さん
兵庫県/株式会社マルキン/小林 宏聡さん
企業特別賞
地方創生賞(株式会社日本M&Aセンター)
沖縄県/株式会社日本バイオテック/外間 椿さん
ミツフジ賞(ミツフジ株式会社)
山梨県/有限会社モールドモデル/佐藤 賢さん
オーディエンス賞
沖縄県/株式会社日本バイオテック/外間 椿さん
日本M&Aセンターでは、次世代のアトツギが地域に新たな風を巻き起こし、地域経済を持続的に成長させていく原動力になると考えています。その挑戦を後押しするために、今後も全国のアトツギたちの飛躍を応援してまいります。





