2019年2月にSIerからバトンズへ転職。M&Aプラットフォーム業界の黎明期から現在に至るまでエンジニアとして第一線でサービス開発に携わってきました。インタビューでは李熙哲が仕事を進める上でモチベーションになっていることについて語ってもらいます。
様々な専門性を磨くスタイルの大学で技術系の学部に通っていました。周りには映像制作やCG、音楽などを学ぶクリエイティブな人たちが多く、僕もゲームを作る人になりたいと思っていましたね。高校生の時はドラゴンクエストやモンスターハンターなどをよくプレイしていて、ゲームが大好きだったので作る側になりたいと憧れていたんです。しかし、大学に通う中でゲーム制作のリアルな姿を知った時に、本当にこれをやっていきたいのかということに疑問を持って。結果として新卒での就職活動の時にはIT系の会社を中心に受けていました。
プログラミングの経験はありませんでしたが、受けている会社の5~6割はシステムエンジニアとして働ける会社で、2割はIT系の営業職、残り2割が人材系の会社の営業職でした。幅広く面接を受けた結果、最終的に自分が社風とマッチしているかや、一緒に働く人の雰囲気が就職先を選ぶ軸になっていきましたね。そして、研修期間が半年間確保されており、エンジニア未経験でも手厚くサポートしてもらえるシステム開発会社を選んで入社しました。一社目では一から丁寧にエンジニアとしての仕事の基礎を教えてもらえて、良い環境だったと思います。
客先常駐型のシステム開発会社で、いい意味で古い会社でした。年功序列でしたが、アットホームな雰囲気で新人や若手へのサポートが手厚かったです。新人や若手は頑張って上を目指そうというより安定思考の方が多かったですね。
僕が派遣された会社は新しいことをどんどんやっていこうというスタイルの会社で、勢いがありました。技術も新しいものを取り入れてやっていこうという考え方だったので、当時は先進的だったGo(開発言語)なども使っていましたね。会社全体が成長意欲に溢れていました。
社会人3年目の時に常駐先の空気に触発され、自分自身が勢いのある会社の社員として働きたいと考えるようになりました。自社開発プロダクトを持っているスタートアップに絞って転職活動を始めたところで、人材紹介会社からバトンズを紹介されます。大手企業のグループ会社ではあるものの、会社としてはスタートアップのフェーズ。M&Aプラットフォーム業界はまだブルーオーシャンで伸び代がある。プロダクトもまだまだ発展途上で、組織としても若いところなので初期メンバーとして参画できる状態でした。
面接では、山村さん、朽木さん、宮竹さん、杉本さんとお話して、会食などを通したコミュニケーションから「この人たちと働いたら楽しそう」と思いました。人が良いことが伝わってきてアットホームさを強く感じたのと、プロダクトが発展途上だったので、自分が作ったものがすぐに成果になって返ってくる感覚が持てそうという点が入社の決め手でしたね。
僕が入社した2019年当時は社員が10名くらいしかいない状態だったので、受け入れ研修などもなくいきなり通常業務がスタートしました。最初は戸惑いましたが、朽木さんがメンターとして並走してくれてすぐに会社のメンバーに馴染めましたね。バトンズは当時、みんなでバトンズというサービスを作ろうという状態で、職種ごとにチームも分かれていませんでした。プロダクトもチャット機能がなかったので「交渉する」というようなボタンを押しても最終的には電話で問い合わせになるようなシステム。開発をどんどん進めていかなければならない環境だったこともありますが、とにかくリリースのペースが早くて驚きました。前職であれば自分が作ったものが世に出るのは1週間後くらいの時間軸だったのですが、バトンズだと今日の午後にはリリースされるというくらい早かったです。
印象的な出来事としては、入社して僕にとって一番最初の開発です。営業の武田さんからメニューをスクロールできるようにしてくれ、という要望がありました。わずか1分ほどで作業自体は終わるものだったのですが、武田さんはすごく喜んでくれて「ありがとう」と言ってくれました。それが僕もすごく嬉しくて。誰でもできるのになと思いつつ、こんなに一緒に働く仲間が喜んでくれるなら、いくらでも気持ちよく仕事できるなって。今でもその気持ちは僕の中に強く残っていて、仕事の原動力になってます。
元々、能動的・主体的に仕事をするメンバーが多い組織でしたが、最近は特に新しいメンバーが増えていて勢いを感じます。置いていかれないように頑張らないとというプレッシャーもありますね。
オフィスを移転するたびに、会社が大きくなったなと思います。自分たちが会社を作っていく一員なんだなと節目、節目で感じてきましたね。築地オフィスに移転してきたタイミングから、バトンズはM&Aプラットフォーム業界の1位の座が見えてきていると感じました。最初にこの業界でうちのサービスがトップになるために、エンジニアとして頑張りたいと思います。
僕が仕事をする上で大事にしているのは「社員のために頑張る」ということですね。バトンズを使ってくださるお客様はもちろん大切です。だけど僕はお客様の顔を直接見る機会が少ないのでなんとなく実感がなくて。サービスのユーザーって社員も含むと思うので、僕は一番近いサービスユーザーである社員のために頑張りたいですね。システムの使い勝手がよくなったり、新しい機能を追加したりすることで「受注に繋がったよ!」とか、今まで手作業でやっていたことがなくなって「業務効率が上がったよ!」と喜んでもらえる声は本当にモチベーションになります。
将来的にはギークなエンジニアというよりは、プロダクトオーナー的な立ち回りができるエンジニアになりたいですね。入社した当初は若手でしたが、今や中堅になってきました。上の方々からやっていただいたことを僕も下の子達にしてあげたいと思っています。たくさんの仲間と一緒に走って行けるような組織になったので、業界No1のサービスを目指して邁進していきたいと思います。
BATONZ noteより転載
社員の笑顔が仕事の原動力だから「お客様に向き合う社員を支える」。SIerからバトンズへ転職し、バトンズを業界No1のサービスへ成長させるエンジニアへ。