大手生命保険会社から2021年4月に日本M&Aセンターに転職した東日本事業法人3部 下山 祥平さん。日本M&Aセンターの中堅M&Aコンサルタントのトップ30名が選抜される研修「卓越塾」に毎回参加し、卓越塾ランキングでは連続1位の記録を更新しています。下山さんに卓越塾のエピソードや営業パーソンとしての考えを聞きました。
2022年5月に発足した営業塾。日本M&Aセンターホールディングス 三宅 卓 代表取締役社長の名前である「卓」にちなみ、「卓を超える人材」を育成すべく創設されました。
対象者は、入社4年目~8年目までのM&Aコンサルタントのうち、累計成約件数を社歴(月)で割ったトップ30名が毎月選抜され、研修に参加することができます。M&A 業界のリーダーとしての視座を高めるために、経営陣・部長陣・各専門家などのケーススタディや、特定テーマに対するディスカッションなど3時間の研修を行っています。
―下山さんは卓越塾への入塾対象となる入社4年目を迎えた2024年4月から毎月選抜され、2025年2月までに10回で1位を獲得していますね。
恐れ多いです。入社以来、譲受け企業を担当し、1年目は成約3件、2年目は6件、3年目は9件と成約実績を積み上げてきました。4年目の今年度は、見込みも含めると10件の予定です。日々、目の前のお客様に向き合って頑張ってきた積み重ねが、こうした卓越塾ランキングのような目に見える結果につながったと思います。
―下山さんにとって卓越塾はどんな時間ですか。
学びの場であることは大前提として、日々せわしなく過ごしているM&Aコンサルタントたちが「3時間社内で落ち着く時間」でもあるのかなと。放っておけば昼ごはんを食べるのも忘れてずっと走りまわっているような人たちですから(笑)。座ってゆっくりするという意味ではなくて、自分自身の直近の行動を振り返ったり、同じレイヤーのメンバーとリアルで顔を合わせて情報交換をしたりする機会にもなっています。刺激を受け「もっと頑張ろう」と前向きな気持ちになります!
―これまで印象的だった回を教えてください。
毎回、豪華な社外のゲストの方のお話を聞けるのをとても楽しみにしていますが、特に、ストラテジックバイヤーの社長に登壇いただいた際には、M&Aを軸にした緻密な戦略についてお話しいただいたのが刺激になりました。また、卓越塾を卒業された当社の先輩からも講演をしていただくのですが、その方独自の物事の捉え方、考え方、これまでの経験から得た知見などを余すところなく共有してもらえるのがありがたいです。先輩の習慣などは積極的に取り入れるようにしています。
―今後、卓越塾を目指す方への助言はありますか。
まずはこれまでの令和塾、卓越塾の動画をすべて見返してみてください。得た学びや、上長からの助言を3カ月でいいので素直にやってみれば、自己流ではたどり着けない突破口が見えてくるはずです。
―下山さんは大手生命保険会社からの転職ですね。
はい。新卒で入社した日本生命に丸9年勤めました。主に営業職員のマネジメントや、法人向けの福利厚生、退職金の設計などに携わっていて、仕事のやりがいもあり、人間関係にも恵まれていて、全く転職する気はなかったのですが…。
―何かきっかけがあったのでしょうか。
コロナ禍ですね。仕事をセーブしなければならないような状況になり、ずっと走ってきた社会人生活を振り返る時間ができたんです。
そんな時に、情報収集をする中でM&Aコンサルタントの仕事を知り、実際に当社の社員と会ってみてスタイリッシュさには驚きました。また、前職で担当していた法人のお客様でM&Aをされた方の話を聞いたことも印象に残っていましたし、当社の文化や社会貢献性の高さも魅力に感じ、新たな環境でチャレンジしてみたいと考えるようになりました。
―転職に至るまでに葛藤はありましたか。
そうですね…。前職は本当に、自分の人生の礎を作ってくれた会社だと思っていて、ありがたいことに自分を買ってくれて転職することを全力で反対してくださる上司もいました。そんな中でも当社に入る決断をしたからには、その選択を肯定できるように頑張るしかないという気持ちでここまでやってきました。
前職でお世話になった方から「外に出たあいつも頑張っているんだな」と思ってもらえるような活躍をすることが、自分にできる最大の恩返しになると思っています。以前当社のYouTubeに出演したのですが、前職の方に見ていただいたのを知った時はうれしかったです。M&Aコンサルタントの仕事にも通じますが、自分の人生で出会ってきた人との縁や人付き合いを大切にしたいと思っています。
―当社で働くうえでのモチベーションはどんなところでしょうか。
社内にあこがれの先輩がたくさんいることですね。部長の井東 純平さんをはじめ、チャネル部長の梅津 孝夫さん、前任の壷井 直貴さんなど、当社にはビジネスのスペシャリストが多くいらっしゃいます。自分もあんなふうになりたい、少しでも追いつきたいと最大限の努力をしても、それ以上のスピードでどんどん先に行ってしまって、この全く追いつけない感じがたまらなく好きですね!入社から4年が経ち後輩も増えてきたので、いつか自分も同じように思ってもらえる存在になれたらと思っています。
―プライベートとの両立はいかがでしょうか。
妻は前職の同期で前職の良さを知っているので、転職を決めたときには苦い顔もされましたが、今では早めに帰宅すると「もっと働いて!」と励まされるぐらいには応援してくれています(笑)。思いきり仕事をさせてもらえているのは、本当に妻のおかげです。私は仕事が趣味のようなもので、サウナ、キャンプ、オートバイと同じ並びに仕事もあって。他にもいろいろやりたいことがあるので、もはや寝ている時間が一番もったいないと感じます。まずは自分の満足がなければ人を幸せにはできないと思っているので、常に貪欲でありたいと思っています。
―最後に今後の目標をお願いします。
引き続き「明るく楽しく」をモットーに、一緒に働いていて楽しいと思ってもらえる空気感をつくりたいと思っています。私は追いかける人生が好きなので、常に何かを追いかけていたいんです。それに「1年後どうなりたいか」なんて考えすぎても、なるようにしかならないですから。とにかく1日1日を無駄にせず、目の前のことを一生懸命にやる。ただそれだけですね。
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プロフィール
日本M&Aセンター 東日本事業法人3部
下山 祥平(しもやま・しょうへい)
1989年生まれ、神奈川県出身。
日本生命保険相互会社で丸9年間従事。2021年4月に日本M&Aセンター入社。
譲受け企業担当を中心に実績を持つ。